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現在推量の助動詞「らむ」

現在推量の助動詞「らむ」

「らむ」の意味は、
・現在推量
・現在の原因推量
・現在の婉曲
・現在の伝聞

《現在推量》「今ごろは~ているだろう」
目に見えていないことについて推量する

《現在の原因推量》の訳は「~(ている)のだろう」。
目に見えていることについて推量する

《現在の婉曲》の訳は「~ような」

《現在の伝聞》の訳は「~とかいう

活用
「○・○・らむ・らむ・らめ・○」


※ 間違いや抜けが
  ありましたら、
  ご指摘ください。

☆百人一首の用例

18藤原敏行
  住之江の
  岸に寄る波
  よるさへや
  夢の通ひ路
  人目よくらむ
《現在の原因推量》


22文屋康秀
 吹くからに
  秋の草木の
  しをるれば
 むべ山風を
  あらしといふらむ
《現在の原因推量》




27 中納言兼輔
《現在の原因推量》


33紀友則
 久方の
 光のどけき
 春の日に
 しづ心なく
 花の散るらむ

《現在の原因推量》


36 清原深養父
 夏の夜は
 まだ宵ながら
 明けぬるを
 雲のいづこに
 月宿るらむ

《現在の原因推量》




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