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藤原清輔朝臣が百人一首に残した作品は?

藤原清輔朝臣ふじわらのきよすけあそんが百人一首に残した作品は、、、

─── 目 次 ───
☆作品
☆意味
☆文法解説
☆頻出フレーズ/ながらへば
☆超訳
☆出典
★関連動画
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☆作品

♪ ながらへば
  またこの頃や
  しのばれむ
  憂しと見し世ぞ
  今は恋しき

です。

読みは、

♪ ながら
  またこのごろや
  しのばれ
  うしとみしよぞ
  いまはこいしき

となります。

太字二カ所が変わります。

当時の世の中は、保元・平治の乱で乱れていました。

藤原清輔朝臣は、そんな世の中がつらかったようです。

その上、父:左京大夫顕輔との折り合いが悪く、

なかなか昇進出来ませんでした。

☆意味

ながらへば
    (長く生きていれば)
またこの頃や (今この時も)
しのばれむ  (懐かしく思い出されるだろうか?)
憂しと見し世ぞ(つらいと思っていた昔の日々も)
今は恋しき  (今は恋しく思い出されるのだから)

☆文法解説

1句「ながらへば」は、漢字で書くと「永らへば」です。

何が永らへばかと言うと、自分の命です。

3句「しのばれむ」の「む」は、推量の助動詞です。

「しのばれるだろうか?」→「懐かしく思い出されるだろうか?」という意味です。

☆頻出フレーズ/ながらへば


☆超訳

・・・長く生きていれば
・・・今この時も懐かしく思い出されるだろうか?
・・・つらいと思っていた昔の日々も
・・・今は恋しく思い出されるのだから

☆出典

★新古今和歌集


★関連動画


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