こんにちは!
運動会のこの季節、御多分に漏れず、
息子のひたむきに出し物に取り組む姿を見て、絶賛涙していた、
関西で子育てと大家業に精を出す、佐山 潤(さやま じゅん)です。
妻はもっと泣いていました^^
こういう時、自分の子供が少なくとも、
団体に貢献するための責任感みたいなものが芽生えているんだなと、
実感して、何ならそのことに感動して涙するわけですが、
大家業をするにあたっても、いろんなところで
「責任」
という概念が出てきます。
例えば、入居者さんが替わってもそのまま使い続けたエアコン、
これが、通常使用に基づいて壊れた、
とかいう事が起これば、もちろん大家さんの責任です。
よりそれっぽい言い方をするなら
「大家さんの有責」
とか言ったりします。この有責と対義語の免責、という言葉、
これはよく保険会社で使われる言葉で、
例えばキッチンのカウンタ-にへこみ傷がつく。
これ、このまま保険会社に
「入居者がへこませてしまって」
とか言って保険金請求しても保険金が出ないケースが多い、
なぜなら「その器物の使用に差しさわりがあるか」
を考えると、別にカウンター自体の使用には差しさわりがない。
こういうケースを保険会社は
「今回の事故は免責です」
と言ったりします。
つまり、保険会社に「保険金を支払う責任は無い」
という事を難しく言ってきます。
これ、ショック、、、笑
後、例えば水漏れとかで、
濡れ被害が多岐にわたっていて、保険金額の特定に時間がかかる場合、
「有責は有責ですけど、金額が確定するまでしばらくお待ちください」
とか言われたりします。これはハラハラドキドキですね。
ただ、時間がかかるというのは、保険会社の中では多くの場合、
「見積もりのどの部分を削ってやろうか思案中」
という意味合いに該当します。涙
それにしても最初、「有責とか免責」とか
よくわかりませんでした。
「え?結局お金出るってこと?出ないってこと?」みたいな。
何か「有責」とか言われると、
「自分に責任があって、自分自身でカタをつけなきゃいけないから、
お金もらえないってこと?」
みたいな変な勘違いをしたりしていました。
さて、この「有責、免責」を保険会社と同じくよく使う業界があります。
家賃保証業界です。
そう、私が普段サラリーマン業に勤しむ業界です。
家賃保証会社は多くの場合、
滞納家賃が請求できる期間に定めを設けています。
30日くらいが多いんではないでしょうか?
例えば7月末までに支払いが必要な8月分の家賃が遅れる、
となると、大家さん、もしくは管理会社は、
8月30日までに保証会社に支払い請求してね。
という事になります。
これを知らずにたまに
「この入居者今年の4月から滞納してるから、もう待てる限度を超えたから
そっちに請求したのに、一向に払ってこないけど早く払ってよ!」
とかいう電話がかかってくる事があります。で、
「そんな前に発生した家賃はさすがに免責で云々、、、」
という説明をして、よくもめます。
もう、こればっかりは仕方ない。もめたところで、
契約書に書いてあるんだから、こっちも退くわけにはいきません。
お断りはするものの、お断りをしながら、
「そんなにも家賃とりっぱぐれた大家さん、きついだろうな」
と、陰の同業者として同情はします(が、どうにもできませんが。苦笑)
それにしても有責免責、保険に保証。
どれもこれも大家さんに関係の深いものばかりですね。
有責免責、という話が出る時はしっかり
「誰が」有責その場合、有責の人は「何を」するのか(してくれるのか)
という立ち位置とその後の流れを確認するのが、
大家さんとしては大切かな、と思います。
お読みくださりありがとうございます。