休職日記 〜転職に向けて〜

 年齢のせいか、今まで寝転がって休む癖がついたせいかわからないが最近腰が痛い。今まで腰痛知らずだったので『あー腰が痛いってこういうことか。』と実感している。動けないほど痛くはないし、生活に支障をきたすほどでもないが、重いものを持ったときや、立ち上がるときなんとなく腰に手に触ってしまうぐらいの違和感がある。

 さて、転職に向けて少しづつではあるが動き始めている。Webで履歴書と職務経歴書を記入し、転職サイトに登録しまくる。いままでジョブホッパーのおかげで、職務経歴書をそれっぽく記入することにそれほどストレスを感じなかった。なお、肝心の中身は数年前のどこかのお節料理のようにスカスカなのであるが…。転職活動と同時に、まだ在籍している会社に諸々の連絡もしていないし、引越しのあれやこれやでスケジュールがパンクしそうなので、まだ転職の本腰を入れるのは12月に入ってになりそうだ。

 それでも転職サイトからちょくちょく応募いしているのだが、まぁ書類で落とされる。想像以上だ。20代のときはもう少し、未経験でも面接にありつけたような気がする。さすがに30代になると未経験職種へのハードルが高い。おそらく、今までと同じような仕事であればすぐ面接までは持っていけるだろう。現に職務経歴からなんらかのオファーメールが来ることがしばしばある。そして、在籍中の会社よりも条件が良いのもある。だが、今の仕事を突き詰めたいという感情が湧き起こらない。ここが自分の性格の難儀なところで、客観的に見ると今までの経験から同じような仕事を続けた方が、ストレスも稼ぎも悪くないのであるが(周りからもそのように諭される)、なぜか"満たされない”のだ。好奇心とでも言うべきか。しかも、自分の好奇心はわりかし突発的で、熱しやすく冷めやすいものだからある程度のところまで行くと飽きてくる。今の職場でも一時は休みの日でも資格の勉強をするぐらいには情熱を持っていた。が、だんだんこれを突き詰めて自分は何になりたいのだろうという思考に陥ってしまう。そんな感じで、だらだら求人を見ながらビビッと来たものからピックアップして応募している。

 ただ、自分のペースでやりたいのでエージェントへの登録は渋っている。以前、エージェントに登録したときになかば説教じみたことを言わて以来印象が悪い。また、エージェント側も早くマッチングさせて案件をクローズさせたいだろうからそのペースに自分が飲み込まれて本意でない会社に行きたくないという思いもある。実際、エージェントを使った際、求人を紹介されて渋っていると、何が不満か、どこの部分に問題があるか、など理詰めで聞いてくるし、面接に行ったあとは、どうだったか、辞退すると、なぜ辞退したのか、全て説明を求められてしまうのが甚だ苦痛であった。エージェント側も企業に報告しないといけないので、ある程度そういう説明を求めてくる事情も理解はできるが、こちらとしては雰囲気というのはかなり重要視するのでそう言う部分をいちいち言語化して説明する労力を費やすのであれば、他に良い求人はないかとか面接対策とかそういうことに時間をかけたいのである。ただ、今の転職サイトはよくできていて、エージェントを通さないと応募ができない求人もあるから悩ませる。あまりにもこの先苦戦を強いられたら利用せざるを得ないかなと考えている。

 エージェントへのヘイトが出てしまったが、マイナビのエージェントの人はすごくいい人に当たって、そのときは完全に迷走していて公務員も視野に入れている旨を話していたら、「自分も目指したことがあるのでよかったら教材全部貸しますよ。」と言ってくれた。初対面でここまでフォローしてくれる人、今思えばものすごく親身なエージェントだった。逆にデ○ーダの人は高圧的だったし、ここは会員登録しただけで鬼のように連絡が来るので恐怖を感じる。もちろん、同じ会社でも対応は人によって違うので、一概には言えないが、少なくとも自分はマイナビにはそれほど悪いイメージがない。

 余談だが、人材紹介サイトを通じて無事入社まで行くと、採用企業側は採用者の年収のおよそ3割ほどの紹介料を払わないといけない。すぐやめたりするとある程度の返金対応はあるが、それでもいい人材かどうかも不明瞭な中で、人材紹介会社にウン百万の売上になるのだからやるせない気持ちになる。自分が今の会社に入ったのは友人の紹介だったので、友人は半ば冗談で会社に「紹介料分給与あげてくださいよ〜。」と言っていたが本当にあげても良いのではないかと思った。こんなふうに人材が流動するたびに誰が笑っているか考えると、終身雇用をなくし転職させようとする動きもなにかきな臭く感じてくる。あまり深く考えないようにしよう。

 そういうことで、転職活動にあくせくしているわけだが、甥っ子のクリスマスプレゼントやら、友人の結婚のご祝儀やら自分のこと以外にもやることがあるので、自分に関する問題を早くクリアにして他人のことを考える時間を増やしていきたいなと思う。

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