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元祖平壌冷麺屋note(87)

遠足の小学生徒有頂天に大手ふりふり往来とほる

子供等らは列をはみ出しわき見をしさざめきやめずひきゐられて行く

木下利玄

まやむすびの向かいの公園に、近所の学校の小学生たちが集合し、引率の先生たちに、

「聞くことは大事です」「砂遊びをやめましょう」

と注意されているのを、なんだかなぁ、と眺めながら、まやむすびに寄った。

アイスコーヒーをテイクアウトし、家へ帰る道、ママ友さんと子供さんに遭遇。しばらく、立ち話をしていたら、脇を先ほどの小学生たちが、元気にあいさつしながら通り過ぎて行った。

「おはようございます!」「行ってきます!」「こんにちは、さようなら!」

列をはみ出した子は、若い男の先生に、即座に押し戻されていた。なんだかなあ。

行ってらっしゃい!山登り、気をつけてね!と、声をかけながら見送っていたら、

最後尾の先生が、「よかったら一緒に登って行きませんか?」と冗談っぽく声をかけてきた。

仕事がなければ、登っても楽しいだろうな。と一瞬、思った。

2年前、5歳だった娘の案内で摩耶山・虹の駅まで登山したときは、片道1時間。往復1万歩だった。

途中、同じく登山中だったピアノの先生と、先生のお母さんに遭遇し、四人で一緒に登ったのだった。

半年前に、娘と登山したときは、ほぼ半分の時間で登れた。成長の早さに嬉しさと寂しさも半分ずつ。

ゆっくり大きくなって欲しいと、思う。

さて、娘のピアノ教室に行こう。



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