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Ruby bizグランプリ2023 & RubyWorld Conference 2023 に参加しました

こんにちは、ジョリーグッドでサーバーサイドエンジニアを担当している池田です。
Rubyの最新技術をキャッチアップするという目的で、2023年11月8日〜11月10日に開催された「Ruby bizグランプリ 2023」と「RubyWorld Conference 2023」に参加しました。

Ruby bizグランプリについて

Ruby bizグランプリとは、ビジネスの領域においてプログラム言語Rubyの特徴を活かして、新たなサービスを創造し世界へ発信している企業、団体及び個人を対象としたグランプリです。
https://rubybiz.jp/
ジョリーグッドは2020年から参加しており、過去に2度受賞しています。
Ruby biz グランプリ 2020 Vertical Solution賞
Ruby biz グランプリ 2022 特別賞受賞

今回は、過去に表彰された企業ということで、Ruby開発者であるまつもとゆきひろさん(Matzさん)とのランチミーティングに招待いただきました。

Matzさんとのランチミーティング

今回、初の試みであるMatzさんとのランチミーティング。弊社からは、副部長の浅川とわたくし池田が参加させていただきました。
Matzさんとランチを食べながらRuby開発の経緯や考え方についてお話をお聞きすることができました。Rubyは誰にでも開かれた自由な言語でありたいと語られていたのが印象的でした。

ワークショップへの参加

ランチミーティングの後はワークショップが行われました。
過去に表彰された企業と地元企業でグループを作り、事前に設定されたペルソナに対して課題解決を提案し簡単な画面仕様書まで作成するという内容でした。
IT・テック企業だけでなく、地元の和菓子メーカーの方も参加しており、業界の垣根を越えて共にワークショップに参加できたことが新鮮でした。

↑ペルソナは複数用意された架空の人物から1人だけ選びます
約1時間で画面仕様書まで落とし込むことは難しかったですが、短時間で課題解決のための必要機能を洗い出す体験はしたことがなかったのでとても勉強になりました。

ワークショップの最後は、歴代受賞企業の開発ストーリーと最新のチャレンジの紹介が行われました。
弊社はサービス開発部副部長である浅川から、受賞したJOLLYGOOD+のプロダクト紹介とプロダクト開発を通して感じたRubyの魅力についてお話しさせていただきました。
また、次なる挑戦として現在実施している「ひらけ、医療。」プロジェクト(リンク:https://jollygood.co.jp/hirake-iryou)についても紹介させていただきました。

表彰式


初日最後には表彰式が行われました。
残念ながら今回ジョリーグッドはファイナリストに残らなかったのですが、受賞事例から様々な企業の取り組みを知ることができました。
受賞事例を見て感じたのは、これらの企業が単にRubyを利用しているだけでなく積極的にRubyコミュニティに貢献しているという点でした。

↑花がついているものが受賞企業
↑式典後のレセプションでは、弊社の浅川が乾杯の挨拶をさせていただきました

RubyWorld Conferenceについて


初日のRuby bizグランプリに続き、2日目もRubyWorld Conference 2023に参加してきました。
Rubyの国内最大のカンファレンスです。
https://2023.rubyworld-conf.org/ja/

気になった発表


RubyWorld ConferenceではビジネスでのRubyの活用事例からエンジニア向けの技術的な内容まで、様々なセッションが開催されました。
その中で特に気になった発表を個人的に選んでみました。

リアルタイムアドバイスツールRuboSenseiによる学習体験の向上


RuboCopのカスタムCopを利用してRuby初心者向けのアドバイスツールを作成したお話でした。
現状だとAIに質問することはできる一方で、AIが脆弱性のあるコードを教えてしまう可能性があるという事例が印象に残りました。

Matz葉がにロボコンで実践するSmalrubyとmruby/cを活用したプログラミング教育


「Matz葉がにロボコン」というmruby/cを活用したロボコン大会を開催し、どのように地域の子供達と他職種の人達を巻き込んでいったかについてのお話でした。
Rubyはサーバーサイドの開発で使うものというイメージだったので組み込みでも使われているというのが意外でしたが、プログラミング未経験者でも使いやすいUIツールの開発や段階的にロボットの動かし方を指導する工夫など、子供たちが自然にRubyをマスターできるように導くアプローチに感動しました。
一言にRubyと言っても多様な活用方法があるのだなと改めて再認識しました。
会場内にはお茶どころもあり、Rubyをモチーフにした特製和菓子と本格的な抹茶を楽しむことができました。

まとめ


Matzさんとランチを取りながら、お話しするという貴重な経験ができたり、Rubyが思いがけない場面で使われていることを知ることができてとても良かったです。
来年はRuby bizで受賞できるように、引き続きサービス開発に取り組んでいきたいと思います。

Matzさんと記念撮影

ジョリーグッドでは共に働くメンバーを募集しています。
<募集情報>
サーバーサイドエンジニア
Unityエンジニア

QAマネージャー
プロジェクトマネージャー