ポエジーについて。文学者という落伍者。
ポエジー(フランス語で詩)は定義しがたい。知性的なものでありながら、どこか捉えずらいものである。というのも、ポエジーが語るもの、それは具体的なものでありながら、何を語っているのか分からないところがあるからである。すなわち、ポエジーに正解はないし、あまり雄弁に語れるものでもない。
アルチュール・ランボーはだれもが好きになる詩人だと思うが、31にもなると、ランボーは読んでいて、若々しい印象しかなく、少し恥ずかしい。成熟した詩をあげろ、といわれたら、やはり、ボードレールのような詩人になるだろうか。日本だと、清岡卓行のような綺麗な詩人もいる。
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