栄冠 詩

思ったようにいかず
辛い毎日に 青い氷が そっとおりて
車の中で うなだれた媚態が
わたしを追従している
そうしながら 手のひらから わたしが零れ落ちて
永遠さえ 零れ落ちて
あなたの愛情も 零れ落ちて
雨 雷 風 が 一緒くたになり
わたしたちの楽園を潤して
生まれた赤子に キスをした女性が
あなたが永遠だった
と悟る時
栄光と屈辱の時代が 陽光に晒され
終わらない日々が 息を吹き返す
それでいて、毎日が変わらず
変わって欲しい日々もあったりして
詩人としての 栄冠は 神の手によって盗まれる

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