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肌悩みの原因とお手入れ②ニキビについて(日本化粧品検定2級)

前回は、乾燥による肌の悩みについて紹介しました。
乾燥の原因とお手入れ方法は理解していただけましたか??

今回はほとんどの方が肌トラブルとして悩んだことがあるニキビについてのお話をします🤗


思春期ニキビと大人ニキビの違い

《思春期ニキビ》
年齢:10代が中心
場所肌質:Tゾーンが中心。鼻、おでこなど皮脂量が多い部分を中心に顔全体。オイリー肌にできることが多い。
時期:春~夏(皮脂分泌が多い季節)
原因:過剰な皮脂分泌
対策:思春期ニキビ用化粧品ニキビ用医療薬 アクネ菌に働きかける、炎症を抑える、過剰な皮脂を取り除く、肌を清潔に保つ、厚くなった角層をはがす)

《大人ニキビ》
年齢:20代以降
場所肌質:顔の下半身が中心。頬、フェイスライン、口周り、あごなどの顔の下半身が中心。乾燥肌にできることが多い。
時期:季節問わずいつでも。
原因:ストレスや不規則な生活、睡眠不足などの生活のあらゆることが影響。(体内バランスの乱れ、免疫力の低下、バリア機能の低下、古い角質の蓄積、肌の乾燥)
対策:大人ニキビ用化粧品(炎症を抑える、皮脂を取り過ぎない、十分な保湿ケア、厚くなった角層を柔らかくする)

ニキビができると皮脂を根こそぎ洗い流そうと強いクレンジングや洗顔をすべきだと思われがちです。しかし、大人ニキビは思春期のものとはちがい、乾燥やストレスの増加、睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ、不規則で不正常な日常生活、偏った食生活などが原因だと考えられます。
また、バリア機能が低下しているため、炎症が長く続き、凹凸や色素沈着といったニキビ跡が残りやすいのが特徴です。そのため、皮脂を取り過ぎず、炎症を抑え保湿もできる大人ニキビ用の化粧品を使ったケアが重要です。


ニキビができたときの注意点

①つぶさない
炎症を起こしたニキビをつぶすと雑菌が入り化膿する可能性があります。
②過剰な洗顔はNG
乾燥を招き、余計な皮脂が分泌されてしまうことも!空気を巻き込むようにしっかり泡立て、泡を転がすように優しく洗顔しましょう🫧
③髪が触れないように
顔のニキビにあたると刺激になり、悪化の原因にも😱
④手で触らない
手には見えない雑菌がいっぱいです🦠ニキビを悪化させる原因になることも。
⑤刺激を与えない
化粧水のパッティング、接着力の強いパックや固くて大きなスクラブは控えましょう。
⑥油分を控えめに
油性のメイク品(リキッドファンデーションなど)、オイル美容液やバームは毛穴を塞ぎやすいので控えましょう。


ニキビ跡のお手入れ方法

①赤みが残ったら
治っても赤みが残った状態。ビタミンC誘導体抗炎症効果のある成分を配合した化粧品やイオン導入が効果的。
②シミが残ったら
炎症後色素沈着によるシミです。日焼けすると消えにくくなるので、紫外線対策を。美白化粧品ピーリングが効果的です🧏‍♀️
③クレーターが残ったら
化粧品では限界があるので医療機関でのケミカルピーリング、レチノイン酸の塗り薬、レーザーを使った治療などもあります。

参考資料



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