ターンオーバーとは？🤔 周期・しくみについて（日本化粧品検定2級）
ターンオーバーという言葉はご存じでしょうか？？
今回はターンオーバーのしくみや周期、基底層についてのお話をします🧏♀️✨
表皮のターンオーバーとは
表皮の生まれ変わりは約28日間が理想的といわれており、その速度は速すぎても遅すぎても問題があります。
また、この期間は部位や年齢によって異なります👵
基底層では基底細胞の部分によって細胞が新しくつくられ、有棘細胞から顆粒細胞へと次々に形を変えながら、約2週間とどまって皮膚を保護するために働き、役目が終わるとアカとなってはがれていきます。
この表皮の生まれ変わりをターンオーバーと読んでいます。
ターンオーバーの周期
カウンセリング時には単純化したほうがわかりやすいので「表皮の生まれ変わりは約28日が理想的」と説明することが多いです。
実際には、さまざまな研究データが存在し、それらの数値にはばらつきがみられます。
ターンオーバーの乱れ
①年齢による乱れ
ターンオーバーは年齢による表皮の生理状態で変化し、加齢とともに基底細胞自体の機能が低下するため、年齢とともに遅くなるといわれています。
②紫外線・肌荒れによる乱れ
紫外線によるサンバーンや、肌荒れを起こしている場合には、ダメージを早く回復しようとしてターンオーバーのサイクルは早まります。（過度の洗顔をすれば、年齢に関係なくサイクルは早まる傾向にあります）
表皮と真皮をつなぐ基底層について
基底層は表皮と真皮の境目に存在するわずか0.1㎛（1㎛は1000分の1mm）のうすくて繊細な膜です。表皮の生まれ変わりを順調に維持するための情報伝達をしたり、表皮と真皮の間の栄養物、老廃物などの移動の調節にかかわる大切な働きをしています。
また、若い皮膚の表皮と真皮は、はっきりとした凹凸にかみ合ってしっかりくっついていますが、基底膜はこの表皮細胞の接着の足場になっている膜であり、表皮と真皮を接着させる役割をしています🤝
さらに、リンパ球や神経繊維など特殊な細胞を除きほかの細胞が通り抜けられないため、病原菌などの侵入を防ぐ役割もしています。
基底膜の年齢による変化
若く弾力のある肌の基底膜はしっかりとした曲線で表面積も多く、皮膚の伸び縮みがよく、弾力性があります。
老化すると基底膜も扁平になり、弾力がなくなってしまうのです。
参考資料
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