78.チャットGPTに「私は人類を月に送る手伝いをしているのです」という有名なエピソードについて質問してみた
【質問】
ジョン・F・ケネディ大統領が米国航空宇宙局(NASA)を訪問したときの有名なエピソードです。
ホウキを持った清掃員に何をしているのか尋ねたところ、清掃員は「私は人類を月に送る手伝いをしているのです」と答えました。
このエピソードから学ぶことは何ですか?
【回答】
このエピソードは、ジョン・F・ケネディ大統領とNASAの清掃員のやり取りによって、大切なメッセージを伝えています。
このエピソードから学ぶべき重要な点は次の通りです。
1.仕事に誇りを持つこと
清掃員は、自分の役割が宇宙探査に直接関連していないとしても、その仕事を誇りに思っています。彼の言葉は、どのような職務でも、それが社会や人類の利益に貢献していると自覚し、誇りを持って取り組むことの重要性を示しています。
2.チームの一員としての自覚
この清掃員の発言は、宇宙探査が成功するためには、NASA内の全てのメンバーが大切な役割を果たしているという意識を強調しています。探査に直接関与する人々だけでなく、サポートスタッフや裏方の存在もなくてはならないということを示しています。
3.大局を見る視点
清掃員が「人類を月に送る手伝いをしている」と述べたことは、長期的な目標を持つことの重要性を示しています。NASAの目標は、単なる一時的なプロジェクトや個別の成功にとどまらず、人類全体の未来や進歩に貢献することを目指しています。
4.人を尊重する姿勢
このエピソードは、地位や役職にかかわらず、他人を尊重し、その仕事や貢献を認識する姿勢の重要性を示しています。清掃員が大統領に対しても自分の仕事を真摯に語ったことは、全ての人々が平等に尊重されるべきであることを表しています。
このエピソードは、謙虚さ、仕事への誇り、チームワーク、長期的な目標の重要性、他者への尊重といった価値観を私たちに教えてくれます。そのため、どのような立場にあっても、自分の役割を大切にし、他者と協力して大きな目標に向かって努力することが重要であると考えられます。
【感想】
西新宿にある大きなビルでシステムエンジニア(SE)の仕事をしていた時の話だ。
私は会社員ではなく、フリーランスだったが、そのビルには上場企業の社員が多く働いていた。
システム保守がメインの仕事なので、シフトで夜から朝まで仕事する場合もあった。
そんな早朝のビルの廊下でよく、トイレ清掃の女性とすれ違った。
彼女たちは必ず「おはようございます」と、丁寧なあいさつをした。
私も毎回、「おはようございます」とあいさつを返した。
そんな時に気づいたことがある。
このビルの社員の人たちが、トイレ清掃の女性たちにあいさつを返す姿を、あまり見ていないことに。
ほとんどの場合、「おはようございます」の彼女たちのあいさつに、無視とは言わないが、無言のまま通り過ぎた。
もちろん彼らは、同じ社員同士では、あいさつを交わしている。
たぶん、無意識の「職業差別」なのだろう。
彼らがトイレ清掃の女性たちを自分より下に見ているのはあきらかだった。
私たちは、ひとりで生きている訳ではない。
いろんな人たちの「働き」で成り立っている。
そんな人たちに、「感謝の言葉」とまでは言わないが、何か言葉があってもよいと思う。
トイレ清掃の女性たちに、
「おはようございます」
宅急便を受け取った時に、
「ご苦労さま」
飲食店を出る時に、
「ごちそうさま」
そういう言葉たちが、この世界の、あちらこちらで響き渡るようになれば、少しは、
「気持ちのいい世の中」
になると思う。
そして、あのトイレ清掃の女性たちのことを思う。
ジョン・F・ケネディ大統領のエピソードにあったように、
「自分の仕事に誇りを持って欲しい」
あなたたちの仕事は、あいさつを返さない人たちが思うような、人から見下ろされるような仕事では、けしてない。
そのことを何度も、繰り返し繰り返し、言いたい。