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科学と学習

小学生の頃、“科学と学習”という学研が発売していた雑誌を購読していました。科学は6年間、学習は転校する3年生迄購入していました。
その頃は、毎月学校に学研のおばちゃんがやって来てお金を持って行って購入していました。
ですから買って直ぐ、付録で遊ぶ子が随分いました。

家に帰ってから、あけてください。って書いてあるのに


学校にお金を持って行くというのは給食費もそうでしたし、教材費も持って行っていました。
もちろん、教室を空けた時にお金が無くなる事もありました。
ですから、学研のおばちゃんが来る日はお金も持っているし、新刊の雑誌も気になるしで朝からドキドキしていました。
ただ、買えない子もかなりいました。
帰る迄、気の置けない日でもありました。

「科学」の付録は、エジソンの声が入っているソノシートが付いたレコードプレーヤーや、カブトエビの飼育キットや、天秤セット、鉱物セットなど毎月楽しみにしていました。
中でも、持って帰って開けなさいと言われていたのに、学校で開けて作ってしまったのはモーターを作るキットでした。
丁寧に綺麗に導線を巻かないと上手く回転しないとあって、とても気をつけて巻きました。
学校で作ったのは周りの子達とモーターの出来を競う為でした。
うまい具合に出来上がったモーターは、クラスでも上位でした。
父が電気工学科を出ていて、小さい頃からテスターなど扱っていたので、電気は得意でした。
あまりに嬉しくて、その時は将来工学科に進もうなんて考えていました。(一時は高専に行こうかとも考えていました。)
そのモーターは宝物になりました。

こんな感じの本格的モーターができました。

そのおかげか、理科が好きになりました。
それで、「科学」は、子供達にも購入しました。
お陰で子供達は、理科好きになれました。

「大人の科学」というのもありますが、学研さん、子供用の復活待ってまーす。

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