見出し画像

『マダニ』に好かれて

『マダニ』の治療薬が承認されたそうですね。『マダニ』に噛まれて起きる「重症熱性血小板減少症候群」の治療薬として、インフルエンザ薬の「アビガン」が効くそうです。
インフルエンザ薬で効くんですね。面白いです。
私は、去年の夏にやられてしまっていました。
そうです。『マダニ』にです。
我が家は、庭が案外広く、雑多におじいちゃんが木を植えているので、すっきりした、いわゆる素敵な庭とは程遠い庭です。
油断すると草が思いっきりボーボーに生えてしまいます。
おまけに敷地の周りには溝があり、雨水を流す為と市の方も、下水管への誘導をしてくれなかったので溝が残っており、たまに悪臭の元となっています。
ですから我が家は、「蚊」が物凄く多いのです。「蚊」だけで無く、図鑑が出来るほど色々な虫もいます。
家を建てた時に、広いデッキも作って、バーベキューもできる様にしたのですが、とんでもない「蚊」の襲撃により、バーベキューどころか、私以外、洗濯物を外に干す人がいないくらいです。

庭では、畑もありますが、「蚊」に刺される覚悟で仕事をしなければなりません。もちろん、草取りは、年中やらないと、すぐ雑草が生えてきます💦

そこにプラスして、近所の野良猫がやってきて、フンをやらかします。
草取りしていてフンと遭遇する事はよくあります。

暑い日の草取りは、覚悟を決めて作業しなければならないのです。
その日も勿論、覚悟して、長袖、長ズボンで、草を取っていました。
家を巡らす溝の周りの草も綺麗さっぱり取り尽くしました。
家に入り、シャワーも浴びて、夕ご飯の支度をして、食べて、さて、お風呂に入ろうかとした時、足のひざ脇に何か付いているのです。
よ〜く見ると、『マダニ』でした。
足に噛みついています。手で払おうとしましたが、
「待てよ!何かで聞いた事あるよ、これ、多分
『マダニ』だよねー」
で、観察してみました。すると、足がたまに動いているので生きているのは間違い無いです。
家族にも見てもらい、間違いなく『マダニ』であることを確認しましたが、もう夜で病院は開いていません。
インターネット検索をすると、そのまま病院に行った方が良いとの事で、その夜は潰さないように休みました。(寝られませんでした)
無理に引っ張って取ると頭が残り、『マダニ』の毒が体内に入るとの事で、ドキドキしました。

こんなになるらしいです



早々に次の日、皮膚科へと行きました。
先生は見るなり、
「『マダニ』ですね。山に入りましたか?」と言うので、
「いえ、家の庭で草取りをしただけです。」と答えると、
「山の中に家があるのですか?」と、
「いえ、住宅街です。」
「⁉️」
飽きられてしまいました。

即、「まだ『マダニ』が生きていて良かったですね。」と手術になりました。
手術台に乗せられ、『マダニ』の周りに麻酔注射を打たれて、何かの器具で取り除かれました。
私から離れた『マダニ』を看護師さん達が「わー、まだ生きてるー!」と楽しんでいました。
抗生剤の軟骨をもらい、飲み薬ももらい(まだ今回の薬ではありません)大変な目に会いました。
検査もしてもらいましたが、大丈夫でした。
治療費もだいぶ、掛かりました💦

後日、聞いた事では、野良猫が媒介者であるらしいとの事で、住宅街でも用心した方が良いそうです。

手術の後、覗いて見ると、まん丸にくり抜かれていました。
どういう器具なんでしょう。

『マダニ』がくっ付いている時の写真です


この記事が参加している募集

#この経験に学べ

54,940件

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?