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息子のモテ期

息子が幼稚園の年少さんの時、園に行くたびに息子にべったりくっついている女の子がいました。
息子に
「あの子はだあれ?」と聞くと
「Hちゃん」との答え。
それだけしか答えませんでした。
入園して少したった頃、遠足がありました。 
親子で手を繋いで山を登る遠足で、綺麗に舗装されて、歩道も分離されている小山を登るものでした。
我が家では、まだ小さかった娘もいた為、ちょうど遊びに来ていた母に、山のてっぺんに駐車した車で娘と待っていてもらいました。
息子と2人で山をのんびり登っていたらすぐ後ろにあのHちゃんがついて来ていました。
お母さんはまだ小さい下の子を抱っこして、はぁはぁ息を切らしながら登って来ていました。
Hちゃんは、息子に遅れまいとついて来ていたのたでした。
決して、早く歩いていた訳ではないのですが、Hちゃんのお母さんかあまりに辛そうだったので一緒にゆっくり登ることにしました。
Hちゃんのお母さんと会話もしたのですが、凄く若いお母さんで、話があまり噛み合いませんでした。

山登りが終われば、みんなで写真を撮ってお弁当の時間です。
母と娘と合流してさて、お昼。と、息子の姿を探すと、Hちゃんに引っ張られ、一緒のシートに座っていました。
仕方ないので、その横にシートを敷いてお弁当を食べました。
色々、お母さんとも話をしょうとしていたのですが、あまり会話もせず、しらけた場になってしまいました。
Hちゃんは、我が家のお弁当にも興味を持ち、サッとおかずを取って食べていました。
お弁当の後も、Hちゃんに息子は連れて行かれてしまいました。
常にリードを取るHちゃんに振り回されて終わった遠足でした。

家に帰って、息子に
「Hちゃんはいつもああなの?」と聞くと
「そう」の返事。
「あなたも、Hちゃん、好きなんだ」と聞くと
「好きじゃない。他の子と遊んでいると、邪魔しにくるの。」の返事で、いつも思いっきり振り回されている様子でした。
「そういう時は、断らないとダメよ。」と、息子に断る勇気を教えたのでした。

その後は、やっぱり振り回されていたようですが、徐々に息子も「イヤ❗️」が言えるようになったようで、年中さんの頃はHちゃんも関心が無くなったようでした。


そうこうしていたら、年長さんの時に園から連絡がありました。
「運動会の練習中、石で、頭を殴られたので、大事をとって、今、病院で検査しています。」
との事で、病院に向かいました。
「MRIも撮ったけど、大丈夫でした。」と、頭にネットの包帯をつけて、どんぐりのような姿になっていた息子に会いました。

こんな感じになっていました


なんでも、年長から同じクラスになった女の子で、Kちゃんという子が、リレーの練習中、走る番を待っていて、座っていた息子の背後から石で殴ったという事でした。(どこから石を持って来たんでしょう!)
殴られた息子の頭には大きな“コブ”ができていました。
幸い、その頃はもう痛くないと言っていたので
そのまま家に帰りました。
「Kちゃんが投げた石が当たったの?」と聞くと
「違うよ、これくらい(手で20cm程の大きさを示して)の石を持って、ボクを殴ったの。」

『えーーーー❗️

「何か悪い事、Kちゃんにしたの?」
「ううん。前からうるさく邪魔するから、イヤッて、断っていたの。そしたら、今日、殴られた。」

「、、、、、、」

なんて事でしょう。前のHちゃんの時に、私が断れよ。と、教えていたから、Kちゃんも、断っていたら、復讐されたって事なんです。

子供って、女の子って、怖いです💦
その後は、Kちゃんも、先生に見張られていたからか、息子に近寄ることもなくなったそうです。

そうして、息子もモテ期が過ぎたらしく、女の子とのゴタゴタも一切なくなりました。

今だに、無いのも寂しいものですけど、、、

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