見出し画像

マイアミ沖殺人事件

「マイアミ沖殺人事件」という本を知っていますか?
40年ほど前に、『中央公論社』から出た、推理小説です。
定価は、¥2.800、当時としては、中々の金額の本です。

マイアミ沖殺人事件

つい先日、思い出したんです。
アガサ・クリスティーの話をしていて、「図書館に通って、アガサ・クリスティーの文庫本全制覇したなぁ」なんて話していたら、「推理小説すきなのね」てなって、「そういえば、図書館にすごい本があってね」

それが「マイアミ沖殺人事件」の本です。
あと、「誰がロバート・ブレンティスを殺したか」と「マリンゼー島連続殺人事件」「手掛かりはここにあり」と全部で4本あります。

最近、「マイアミ沖殺人事件」の本が手に入ったのです。
昔、街の本屋さんや、古本屋さんに行って探して無かった本が、サクッと出てきて買えました💦
買えてよかった。良い時代です。

この本は何がすごいかって、『証拠品の実物付き推理小説』なんです。
1936年刊行のデニス・ホイートリー作の推理小説です。
私の好きな時代背景なんです。
現場にいた人々の写真、血のついたカーテンや、現場の写真(これがまた、古めかしい)落ちていた毛髪、マッチの燃えさしなどが、証拠品として本に付いています。(ですから、本が少しデコボコしています。)
読者が、刑事になったつもりで、推理していくのです。
推理した後、本の後編に、綴じ込みページがあり、最後にそこを破って答え合わせをする様になっています。

貼り付けられた証拠品
写真もレトロ


この本、めちゃくちゃ難しいのです。
推理小説好きは、絶対ハマりそうな本です。
絶版で、もうこの世にあまり出回らなかったので、読むのは難しいかもしれません。
また、この様な本が出版されると良いなと思います。

因みに、この本のお供に、エンヤの曲が凄く合うので、聴きながらまた、読みたいと思います。

この記事が参加している募集

#読書感想文

187,975件

#買ってよかったもの

58,756件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?