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猫の日に猫を思う

野良のくせに、自分の子を連れて帰り、自分は放浪の旅に出かけて行った「凛」が連れてきた
猫の「エリ」は、我が家の猫になる為に、避妊手術を受け、子供ができない様にしました。
私がいない実家では、年寄り2人で、これ以上増えては困るという事でした。

動物病院の先生によると、オス猫が自分の子供を連れて帰る時があるそうですが、自分の子供でも、子供を産ませてしまう事があるそうです。
だから子供を連れて帰るのは、ほとんどがメスだそうです。

お乳か出ていたかも解らない自分のおっぱいを含ませていた「凛」なので、そんな後ろめたい考えがあるとは思えなかったのですが、子供ができてからでは遅いですから仕方なかったと思います。

「凛」に比べて顔が小さく、メスって小さいのねと思っていた「エリ」ですが、避妊手術のせいらしいのですが、身体はかなりデブになってしまいました。
それとは知らず、猫可愛がりの両親に
「可愛がりすぎて、デブになってる!」と言っていました。
「エリ」は、外には出なかったので、ずっと両親の子供の様に可愛がられ、「エリ」の方も
両親以外には人見知りが酷く、私たちが実家に来ると隠れてしまっていました。
子供達が探して回るくらいでした。
ほとんど泣く事もなく大人しい猫でした。
近所の人でもまさか猫を飼っているとは気づかない程でした。

顔の大きさが違う

両親の可愛がり方も尋常でなかったのは「エリ」専用のこたつがあった事です。
両親は、一階のリビングのこたつに入っていたのですが、寝る時、「エリ」の為にと二階の部屋(私の部屋だった所)に専用こたつの電気を入れて寝かせていました💦
(「凛」は私の布団の上で寝ていました。)
火事にならなかったのは幸いです。

一人娘の私がいなくなり、寂しい生活の中で娘として実家で生活していた「エリ」ですが、10年ちょっと両親と生活していましたが、アゴに癌ができて、あっという間に死んでしまいました。
両親は、ガックリしていましたが、もうこれ以上、生き物は飼わないと決め、この時を最後に
ペットを飼うことはしませんでした。
年に3度ぐらいしか、実家に戻らず、孫を見る事も少なかったので、両親の寂しさを埋めてくれていたのなら良かったです。

「エリ」の亡骸は庭に埋めて、香りが良いという事で、「モッコウバラ」を側に植えました。

モッコウバラ


「凛」と「エリ」の話はこちらから⬇️

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