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ep14 補給区間を考察してみる

 約160km~180kmの距離を移動するMURAZAKAI
まだまだ下調べの段階ですが、もし1撃で1周する事を想定すると、食料補給を何処で行うのか?水場は?エスケープは?など課題は多いです。

 食料は無補給でも水は絶対必要です。サポートを付けて一周すれば状況は変わると思いますが、今回は補給をどうすべきか考察してみました。

昴の郷を出発。左回りのコース

仮に十津川温泉、昴郷をスタートした場合、次の水場は冷水山から下った川(広見川)で補給が可能です。和歌山県本宮町から続く林道があるので車が入る事も出来ます。

次に上湯川と龍神の境界部、河俣に出ます。。丹生川を渡る事となります。県道735号、龍神十津川線が通っているので車のアクセスが可能です。

河俣から大峠山を目指します。この間はアップダウンの稜線が続き、道は不明瞭だと思われます。大峠山から引牛山、国道425号蟻ノ越までは登山道があります。

蟻ノ越から護摩壇山までは最初山中の村境を進む予定ですが、途中から林道と交わり、長い道のりとなります。林道脇に村境のピークが何度も現れますが、全て通るのは精神的に辛いでしょう。以前、ここを走った知り合いがいるので後日詳しく聞いてみたいです。
護摩壇山にはトイレ、自動販売機があり、ゆっくり補給出来るポイントとなるでしょう。

護摩壇山で充分補給すれば、伯母子岳を経て、国道168号線までの間は大丈夫かと思います。奥深い場所なので補給箇所などは皆無と思われます。

 一旦五條市大塔町に入り、国道168号線に出ます。ルートによりますが、近くに自動販売機もあり、再び十津川村、沼田原より山に入ります。

さて、ここからが長く更に険しい道を予想しています。下辻山、七面山を経て奥駈道に合流しますが、奥山の為、サポートのアクセスが難しくなります。サポートがいるのであれば、釈迦ヶ岳から下った大日小屋、その後は国道425号白谷トンネルから比較的近い平治の宿でサポートするのが良いでしょう。水場も点在します。

 笠捨山からは奥駈道ルートを外れ、蛇崩山、もしくは茶臼山へを経由し、奈良と三重、和歌山の3県合流地点である瀞峡を目指します。笠捨山からの間、補給箇所は全くありません。

 瀞峡は田戸と言う地名になり、トイレや自動販売機があり、国道169号から近くサポートも容易です。田戸から玉置川集落、松平玉置参詣道を登り、玉置神社に到着します。玉置神社社務所横にトイレがあります。

玉置神社からゴールまで
この区間はep2で紹介したルートで奥駈道を本宮方面へ下ります。しかし、紹介のルート通りとは行かず、一旦村境方面に向かって玉置川方面へ下り、十津川村の南東端にある竹筒への字(アザ)境界まで行きます。

 車では一旦村を出てしかアクセス出来ない竹筒に少しでも触れたい気持ちからこのルートを選びました。

 ここから村境稜線になる、甲山、太平多山を経て奥駈道に復帰します。次に到着する七色集落は、国道168号線の脇でアクセスが良く、自動販売機もあります。最後に小辺路で果無越えをすればゴールとなります。

 この様に書き出してみると、ルート中にトイレが3箇所、自動販売機が4ヶ所。コンビニ、商店など一切ありません。運が良ければ護摩山スカイタワー下のお店が開いているかもしれません。道標も何も無いので要所では必要だと考えています。

 今回は一撃で一周回る事を想定してみました。十津川村内は、拠点になる宿も温泉付きで点在しています。まずは無理せずゆっくり数回に分け、車をデポしながら数人で楽しんで頂くのがお勧めです

追記
 
村境南東部、大峯奥駈道から伸びるルート上に、蛇崩山と茶臼山があります。この2山についてはどちらのルートも調べ中です。次回はこのポイントを考察してみたいと思います。


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