The Murazakai Trail Totsukawa (YTT ケンちゃん)
日本一広い十津川村の長い村境を探索し、一周のルートを作っています。こちらのマガジンでは実際に探索に出かけた記事をまとめています。 ルートの状態や実際に歩いた軌跡が確認出来ます。 探索の都度更新しますのでフォロー頂ければ幸いです
大和一周トレイル(大和 Traditional Trail) そもそもダイエットで始めた山登り。登りは呼吸が早まり苦しく汗だく。そんな中、時々見かけた山を駈ける人達。正直ちょっと変な人達だと思っていました。 ある日、奈良県と大阪府の間に横たわるダイヤモンドトレイルを二上山から葛城山に向かって歩いていた時、1人のトレイルランナーと話す機会がありました。涼しい顔をして岩橋山を登ってきた彼はその先20キロがゴールだと言う。 丁度その頃、ダイエットも成功しつつあった自分は
今秋、村境沿いで3頭ものツキノワグマ(以後熊と書きます)に遭遇しました。そのうち2頭は同一日で、3頭目は檻に入っている状態でした。 今秋熊と出会った過去の記事はこちら👇 過去を振り返ると、人生これまで十津川村で熊に出会ったのは2回でした。 1回目は中学生の頃、友人と川釣りの最中に小熊が対岸の斜面を駆け登るのを目の当たりにした時です。親熊の気配があり、一目散引き返しました。 2回目は5年程前にきのこ狩りをしていた時。先に熊がこちらに気付き、猛スピードで駆け下
十津川村の友人が行う企画 2024年9月28~29日。筆者と同郷同級の友人が『十津川トレイル企画』を開催しました。久しぶりの開催という事で楽しみに出掛けました。 28日土曜日は護摩壇山より北東に位置する伯母子岳登山口より、伯母子岳を登り、小辺路を南下し五百瀬に下ります。時間に余裕があれば、そのまま三浦峠を越え、西中矢倉へ降りる予定でした。 その後、十津川村の温泉で汗を流し、上湯川入谷(いりだに)にある入谷山の家で食事、宿泊という流れでした。 筆者は当初最初から
2024年に入って筆者は山天地区から榎谷へ数回訪れました。以前から書き残しているのですが、この谷の奥は昭和5年4月に旧制郡山中学の生徒教員が遭難し、7名中教員1名、生徒2名が犠牲となっています。 この場所には慰霊碑が建てられていると聞き、どの様なものか確認すべく出かけるも、これまで辿り着く事ができませんでした。 2023年4月10日 五百瀬集落の政所(まんどころ)を出発した台湾系アメリカ人女性のパトリシアさんが突然姿を消してしまいました。熊野古道小辺路、高野山をス
清水ヶ峰に続く村境稜線 山天の高からまだまだ村境の稜線は続きます。ここから暫く倒木が多く、蛇行しながら歩きます。伯母子岳から離れるので、更に踏み跡は少なくなる山域です。相変わらずアップダウンが続きますが、周辺の自然林は素晴らしいものがあります。 ここからは進行方向右が月谷、左が赤谷の分水嶺となり、谷瀬分岐まで稜線が続きます。 実は、前回書き残した巨大な熊の出現によってかなり気が張っていたのか、道中の景色をあまり覚えておりません。周辺に気が取られていたのでしょう。た
2024年9月15日。相変わらず酷暑が続き、本来であれば肌寒い日があってもよい時期です。高所は涼しいであろうと予想して久々のルート探索でした。 先ずはこの日の動画をご紹介します🎥 雨予報でしたが、自称“100%晴れ男”のお陰で雨は殆ど降らず、1300メートル付近でも終始半袖短パンで行動できる天候でした。水分もかなり消費しました。 メンバーは3名。健脚な方々なので、足に不安を抱えた案内人の筆者が迷惑をかけないか、少々心配でした。 クマの巣と言われるルート 昨年
テント泊はお預け 7月14日(日曜日)当初は明神平にて山のテント泊練習をしようと思っていたのですが、梅雨空にて予定を変更しました。今回は釈迦ヶ岳から北へ伸びる村境ルート(大峯奥駈道)の確認をして参りました。時間に余裕があれば、仏生ヶ岳まで行こうと思いましたが、かなり手前の椽ノ鼻付近で折り返しました。 はっきりしない天気 ここ最近の天気予報では常に雨が予想されており、連休はお出かけ迷人になった方々も多かったと思われます。 この連休二日間も完全な雨予報でしたが、振り続
初めての登山+テント泊 村境ルートを開拓し、多くの人に歩いて欲しいと言いつつ、村境トレイルは山の総合力が試される場でもあり、経験不足の筆者にとっては非常に難易度が高いと思っています。 これまで長距離でも基本寝ない山行や日帰りばかりでした。それは元気で無理出来た状態の話で、機能低下した今はそこまで戻れないと体が教えてくれます。 ただ、時間がかかってもゆっくりで良いので村境を繋いで一周したいと意欲が湧いています。 明後日になりますが、初めて山泊を実行する予定となり
2024年6月16日梅雨入り間近、当初雨予報だった天候も朝から穏やかな晴れでした。今回の目的は、ホタル鑑賞と古道歩きです。 前日村境探索に関わるメンバーが十津川村へ入り、ホタルが沢山飛ぶ谷へ行き、時を忘れて幻想的な自然の芸術を堪能しました。去年は圧巻のホタルショーでしたが、今年は数が減少しました。それでも十分楽しませてくれました。 宿(通称高級マンション)に戻り、温泉で汗を流し、ご馳走を囲んで前夜祭。元々料理器具が揃っておらず、ほぼ使われていない筆者の隠れ家的場所な
遅れた道路整備 今は国道168号線が走って便利になった十津川村ですが、村境の北から県境の南まで車が全線通行出来るようになったのは昭和34年(65年前)と、ごく最近の事です。元々整備を開始したのが明治40年。半世紀程かけて国道が作られました。 それまで全く道が無かった訳では無く、いわゆる“山道”はずっと昔からありました。特に中央と繋がる道として、奈良県五條市から十津川温泉(平谷)までを西熊野街道(十津川街道)が主幹道として古くから使われていました。 西熊野街道は現在
“釣り同好会” 初めてテント泊を経験したのは今から35年程前の中学生の頃でした。 『釣り同好会』これは釣り吉少年達が集まり、中学1年から3年まで合計7名程だったでしょうか、「川でキャンプをしよう!」と楽しいイベントを企てた思い出があります。自転車で各々集まり、皆ワクワクでテントの準備をし、引率の恩師と共に河原で一夜を過ごしたのを覚えています。 学校教育の一環で恩師も子供主催のキャンプ許可を得ていたのでしょう、当時の文集が残っています。先日懐かしみながら、当時を思い出し
玄人をも唸らせるMurazakai Totsukawa 先日ハンモック泊で村境南東部をスルーハイクした橿原市のアウトドアショップYosemite 豊田さん(トヨさん)の山行記録がアップされました。 楽しみにしていました♪ ※先ずはこちらの記録を是非ご一読ください! 🔗 http://blog.yosemite-store.com/archives/7231 今回の山行記録以外に、過去の記事では、あらゆるギアの使い心地やトレイルレース、OMMの奮闘などを見る事が出来
ハンモック泊でロングトレイル 昨日より村境トレイル南部を歩いているメンバー(Yosemite のトヨさん)が居ます。十津川温泉、昴の郷を出発して果無山脈縦走路から千丈山を経て、これから西部の村境を北上します。ゴールは特に定めずロングトレイルを実施中です。 未だ山泊をしながら村境を辿る人は居らず、今回初めての試みとなります。興味深い事にハンモックで睡眠を取りながら進むという事です。 最近のキャンプブームでハンモック泊をしている動画などを見た事はありますが、軽量で、山
結局辿り着けなかった場所 ゴールデンウィーク後半の2024年5月4日。次の日は村境探索(河俣から牛廻山)への山行が控えていましたが、暖かく晴天でした。これは谷水に少々浸かっても大丈夫だろう!そう思ってep35で書き記した締め括りを行うべく、十津川入り際、山天集落から榎谷を進みました。 結果は途中退散。 堰堤を越える事がどうしても出来ず、無理は禁物なので引き返して来ました。一人だったらもう少し進んだかも知れませんが、今回は相棒が一緒だったので諦めました。この日の記録を書き
ルートはGPSを活用 Murazakaiを繋ぎながら、ほぼコース設定は見えて来ました。協力者のお陰で楽しくルート繋ぎが出来、完成に近付くと少々寂しい感じもします。 今までコース上にマーキングなどは一切設置しておりません。最初はマーキングを行なってコースを分かり易い様にしようとも考えましたが、現在はGPSのナビもある訳で、いつまでも自然がありのままで残る様、RAW(生)のコース作りを行なっています。山は所有者も居ますので。。。 ルート踏破に当たって 先日、2分
いざ大峠山へ 大峠から大峠山へのルートは開けた日当たりの良い場所を登ります。ここは伐採跡なのか、ブッシュを掻き分けながら進みます。こう言う場所はイバラもあちこちにあるので、時々足を止めさせられます。ここまで薮に苦労したので、流石にここが薮道の最終であろう。との事で『薮太郎の坂』としておきます。 急な登りですが、距離はさほどありません。時々後ろを振り返ると安堵山周辺の果無山脈が良く見えます。 登り切った場所が大峠山かと思いきや、少々尾根を並行移動します。踏み跡も多く