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小学校の「総合的な学習の時間」と「探究」の話‼️

指導要領の中で,「探究」を見つけてみよう‼️

総合的な学習の時間は,学校が地域や学校,児童生徒の実態等に応じて,教科 等の枠を超えた横断的・総合的な学習とすることと同時に,探究的な学習や協働的な学習とすることが重要であるとしてきた。
特に,探究的な学習を実現するため,
「①課題の設定→②情報の収集→③整理・分析→④まとめ・表現」の探究の プロセスを明示し,学習活動を発展的に繰り返していくことを重視してきた。

全国学力・学習状況調査の分析等において,総合的な学習の時間で探究のプロセスを意識した学習活動に取り組んでいる児童生徒ほど各教科の正答率が高い傾向に あること,探究的な学習活動に取り組んでいる児童生徒の割合が増えていること などが明らかになっている。
また,総合的な学習の時間の役割は OECD が実施 する生徒の学習到達度調査(PISA)における好成績につながったことのみならず,学習の姿勢の改善に大きく・・・云々かんぬん・・・

探究のプロセスの中でも「整理・分析」,「まとめ・表現」に対する取組が 十分ではないという課題がある。探究のプロセスを通じた一人一人の資質・能力の向上をより一層意識することが求められる。

総合的な学習の時間においては,探究的な学習の過程を一層重視し,各教 科等で育成する資質・能力を相互に関連付け,実社会・実生活において活用 できるものとするとともに,各教科等を越えた学習の基盤となる資質・能力 を育成する。

総合的な学習の時間の目標は,「探究的な見方・考え方」を働かせ,総合 的・横断的な学習を行うことを通して,よりよく課題を解決し,自己の生き 方を考えていくための資質・能力を育成することを目指すものであることを 明確化した。

学習内容,学習指導の改善・充実 ・各学校は総合的な学習の時間の目標を実現するにふさわしい探究課題を設 定するとともに,探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力 を設定するよう改善した。

教科等を越えた全ての学習の基盤となる資質・能力を育成するため,課題を探究する中で,協働して課題を解決しようとする学習活動や・・・云々かんぬん

・プログラミングを体験しながら論理的思考力を身に付ける学習活動を行う 場合には,探究的な学習の過程に適切に位置付くようにすることを示した。

小学校学習指導要領【総合的な学習の時間編】第一章総説より一部抜粋

まだ序盤なのに,まぁまぁ出てくる‼️笑
(♯重要ワード確定)

切り取ってみます😎

探究的な学習
探究的な学習活動
探究的な学習の過程
探究的な見方・考え方

探究のプロセスを意識した学習活動
探究の プロセス


探究課題の解決
課題を探究する

大体こんな感じ・・・
で,とりあえず目標を読んでみましょか。

「総合的な学習の時間」の目標

第1 目標  
探究的な見方・考え方を働かせ,横断的・総合的な学習を行うことを 通して,よりよく課題を解決し,自己の生き方を考えていくための資 質・能力を次のとおり育成することを目指す。

(1) 探究的な学習の過程において,課題の解決に必要な知識及び技能 を身に付け,課題に関わる概念を形成し,探究的な学習のよさを理解するようにする。

(2) 実社会や実生活の中から問いを見いだし,自分で課題を立て,情報を集め,整理・分析して,まとめ・表現することができるように する。

(3) 探究的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに,互いのよさを生かしながら,積極的に社会に参画しようとする態度を養う。

小学校学習指導要領【総合的な学習の時間編】より抜粋

(2)には探究というワードは出てないものの,匂いはします。
探究って,重要やん・・・というか,もう中心じゃん😆

で,探究的な学習って何でしょうか⁉️

もちろん書いてます。
詳しく書いています。
しっかり書いてます。
ガッツリ書いてます。
綺麗に書いてます。
すごーく書いてます。
めっちゃ書いてます。・・・

【総合的な学習の時間編】小学校学習指導要領①日常生活や社会に目を向けた時に湧き上がってくる疑問や関心に基 づいて,自ら課題を見付け,②そこにある具体的な問題について情報を収集し, ③その情報を整理・分析したり,知識や技能に結び付けたり考えを出し合ったりしながら問題の解決に取り組み,④明らかになった考えや意見などをまとめ・ 表現し,そこからまた新たな課題を見付け,更なる問題の解決を始めるといった 学習活動を発展的に繰り返していく

要するに探究的な学習とは,

物事の本質を探って見極めようとする一連の知的営みのことである。

小学校学習指導要領【総合的な学習の時間編】より抜粋

ざっくり切り抜く!

「探究的な学習」とは

物事の本質を探って見極めようと,
主体的に課題を見付け,
情報を収集・整理・分析し,
協働的に問題の解決に取り組み,
考えや意見をまとめ・ 表現し
新たな課題を発見し,更なる問題の解決を始める 学習活動を
発展的に繰り返していくこと

・・・・となるわけです👍

てなわけで,みなさん,


「総合的な学習の時間」ちゃんとやってますよね⁉️


えっ⁉️ 今,なんと⁉️


ですよねーー🤣笑(現役の正規教員は,でかい声では言えんけどーー🥹笑)
実際に小学校現場ではここまで手が回っていないのが現状です。
当たり前です。
そもそも教員が足りず,担任すら埋められていないのですから。

「総合的な学習の時間」は学校全体で動く必要があります。
研究・教育課程・各教科との連携・・・
規模的にはこの校務分掌だけに特化するマンパワーが必要ですが,
そんな余裕なんて,昨今の教育に関する報道をぼーっとみているだけでもわかります。

指導要領には,とても丁寧に記されています。
ですが,丁寧に記されているだけです。丁寧に記されているだけです。
しつこいですがもう一度。丁寧に記されているだけです。

だから,真面目で一生懸命な人ほど苦し苦なっていくという
悪魔の構造
になっているのです。(♯これ,悲しすぎませんか😰)

逆手に取れば,指導要領に書かれているのだから,周りからどう言われようと自分がやりたいように裁量の範囲内で「実践したってかまわない‼️」とも言えます。それを良しとしない学校現場の風土もまた課題です。


教育探究所Piste Stories(ピスト・ストーリーズ)

学級経営について,これまでの知識や経験から得た知識や具体的なノウハウを書いた記事です。元小学校教諭が16年間,学校現場で積み重ねてきた実践を踏まえて,2000〜3000文字の記事を配信しています。


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