君への手紙

2022年3月14日。
桜の蕾がまだ開花していない時期。
ホワイトデーの日
君と僕は親友に戻る事を決意して別れたよね。

2022年2月5日 
君は「好きだけど男として好きか分からない」
って言ってきたの覚えてるかな。
僕は君の事が大好きでは君しか見えていなかった

だからその言葉がどれほど辛いものなのか思い出したくはないけど別れるまでの

約1ヶ月間地獄のように辛かったな。

毎日君の事を考えたし泣いたし

あの時親友に戻るのではなく
別れを食い止めていたら今どーなっていたんだろうって考える。

別れた後も友達として家に泊まったり
Disneyに行ったりしたし付き合ってる頃よりも
腹の底から会話できるようになった気がするよね

でも君と恋愛の話すると
君は「今まで本気で人を好きになった事ないんだよね」って僕の前で平気で言う。
勿論友達として何でも話してくれるのはいいけど
何かすごく悲しい気持ちになった。
僕は真剣に君に恋してたから。
君と恋人として過ごした時間は偽りだったのかと疑ったし。
別れても友達のままでいたいって言ってくれた
君は僕と言う友達を傷つけた。
それに傷つけたと1ミリも思っていない君に
友達としても偽りなのかと疑った。

そして僕はいつも君に恋愛とは何か。
よく熱く語ってしまう癖がある。
君は僕に
「いつも同じ話してくるけどさ、私に認められたいだけなんじゃないの?結局綺麗事みたいな恋愛をしようとしてる自分が好きなんでしょ?」
って言ってきたよね。
これを言われて僕との思い出は君にとっては
大した思い出でもなく好きでもなく付き合っていたんだなと感じた。
僕と感じてみた景色やいつも一緒に歩いた道。

君と僕とでこんなにも感じるものが違ったんだなと実感した。

そこから君と恋愛の話をするのは嫌いになったと同時に友達としてもいられない気がしたよ。

君が誕生日に手紙に書いてあったまた来年も
祝えるといいなって言う言葉も。

大好きって言う言葉も全てが偽りだったと知る。

「恋愛は好きになった方が負ける」
「結婚は好きな相手じゃなくてこの人なら一緒にいられる人と結婚する」
「今まで本気で好きになった事がない」

君が別れた後に発する言葉は僕の知る君ではなかった。 

いや違う。

僕が君を知ったつもりで理想の君を勝手に作り上げていたんだと思う。

僕が期待をしてしまっていたんだ。それに尽きる

それでも好きではないなら
最初から告白を断って欲しかった。

君は僕の好きと言う気持ちを踏み躙った。

これだから僕は恋愛は好きじゃない。
いや恐れてしまっている。怖いんだ。

君と別れてから2人との女性とデートする機会が
あったけど僕自身が恐れて一歩踏み出せず
距離を勝手に作ってしまっている。

僕が君に
「自分自身好きにならなきゃ他人を好きにはなれないよ」と言った言葉がブーメランのように僕の心に刺さる。

今の自分は嫌いだ。
何も頑張れないでダラダラと日々を過ごす自分

学校にいいけない自分

バイトを辞めてしまう自分

社会の生きづらさに気づきBADに入っている自分

自信のない覇気のない自分がすごく嫌いだ。

君は今元気に過ごしてますか?
もう君と遊ぶ事はないし話す事もないけど

またどこかで君を見かけた時元気な姿を見れたら
僕はそれで十分です。

僕は今の自分を変えるため
やりたい事ができて建築の学校を辞めて
服飾の学校に通うことになりました。

また新たな道で新たな出会いと

今も変わる事のないかけがえの無い友達と

自分の夢を追いかけて頑張ろうと思ってます。

今は友達でもなく
ただの元カレで他人になっちゃったけど

君と過ごした時間は

夢を見ているようかのように幸せで

どこか切ない。

咲いた花がヒラヒラと散っていくような

青春をありがとう。

多分君と次会うのは成人式だと思うけど

桜の花が満開に咲く頃に

君の笑顔を遠くから眺めさせてください。

さよなら。さよなら。さよなら。

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