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028 卒婚って?

最近、「卒婚」という単語を覚えた

家庭内別居…ってのは随分前から言葉としては知っていたけど、どうもソレとは違うらしい

私の場合は、ホントの別居だったから、家庭内別居してる夫婦の心持ちがどんなものなのか、想像もできない。

私が想像する(雑誌で見たり、お友達がそうだったから尚更)「家庭内別居」って、お互い若しくは片方が、相手に対しての愛情が薄れてて、食事は作るけど一緒にご飯を食べない、洗濯物は別々に洗う、顔を合わせるのがイヤ、などなど……
「離婚する」ということに対してのハードル高かったという時代背景があったのかもしれないけど。
まぁ、所謂我慢しながらの同居ってこと? ストレス溜まりそうなイメージです

20年来の友人は、長いこと「家庭内別居だった」と言ってました。
旦那様は数年前に他界して、今はおひとりさま
当時、彼女は言っていました
「愛は無いケド、情は残ってる」と
情の部分で、ご飯を作ったりしてたのかな?(食べるのは別々って言ってた)
病気になった旦那様の看取りもした彼女です
《情》ってスゴい

「卒婚」と称して、同じ屋根の下で暮らしている婚姻関係のふたりの心持ちは、もっともっと、わからない。

きっと……お互いに空気みたいな存在なのだろうな

子供の頃にテレビなどで見聞きした、熟年夫婦へのインタビュー
「空気みたいなもんです」って
今の時代なら
「ホントに感謝している」
「もちろん愛してますよ」
「これからもよろしくお願いします」だ

空気がなくなったら、生物として生きていけないから
"無くてはならない存在”
という、心からの感謝の気持ち、最大の愛情表現なのだろうね


身近に「卒婚」関係だ、という人が複数人(組)、居る
その人(たち)を見て、聞いて、私なりに考えてみた

それぞれに趣味のことを……
テンデに楽しみ、
干渉し合わない。
安否確認はする!
依存しない関係……なそうだ


ひと組は、奥さま公認
旦那様は
「余所でしてきて…って言われるんだよ」ちょっと淋しそうにいう
でも、自営業だから毎日一緒に仕事を熟している。従業員に言わせると「あの二人は同志」なのだそう。
所謂○○レス……だけなの??

別の夫婦の旦那様は
「諦めているんじゃないの……」って、やっぱり淋しそうに言う

また、別の二人は、趣味も行動も全く別々。ただ、孫や娘に会いに行く時だけは一緒に行動するらしい……

どの組も、
なんで、そういう関係になったのか……なんて、当事者じゃ無いとわからないけどね

まっ、いつの間にかのすれ違い生活は私も経験済み
で、私の場合は、相手が、それこそ余所でしている、暮らしている、って事になってたんだな

はぁ……ぁ

で、
同じ屋根の下で暮らしている「卒婚」
「家庭内別居」という単語よりもちょっとだけカッコいいイメージなんだけど……

単なる言葉遊びなのか?とか…
少なくとも情が有るんだろうな…とか
世間体とかを考えての同居?とか
別居するより経費がかからないから…とか
「家庭内別居」とドコが違うの……とか

色々と想像はするけど……

だけど……待てよ!
諦めてるにせよ、
余所でしてきて…にせよ、

それって、本当に信頼し合ってないと言えない事、できない感情だよね。
どこに居て、何をしていても、
必ず自分の元に帰ってくる!
自分が帰る場所(人)がある!
という自信と信頼関係。

どこに居ても、何をしていても
同じ空気を吸って生きているっていう事なのだろうね

相手は、自分が吸う空気そのもの
自分は、相手が吸う空気そのもの

だから
その空気がなければお互いに生きていかれない
その空気が有るからお互いに生きていける
干渉し合わずにその空気を感じながら生きる

究極の素敵な関係なんだよね 

きっと! 

………そうなのだろう

とは云え、私には想像するしかない

当事者の皆さま
この想像、考察、合ってますか



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