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マラリア予防薬を服用しています。

私はガーナ在住。
ガーナはマラリアという、マラリア原虫を持った蚊(メス)が媒介する感染症の流行地。
今回はその予防のために服用している薬の話。

マラリア予防薬の種類

私はマラロンを服用している。
マラロンかメフロキンのどちらかを選ぶことができたが、マラロンにした。
理由は、メフロキンは副作用が強い(特に、悪夢を見る人が続出する)こと。私の友人の話では、体が切断された、得体の知れない何かに追われたなど、まさに悪夢。
ただ、メフロキンは週1で服用、マラロンは毎日服用ということで、マラロンの方が肝臓への負担が大きいとは言われている。

マラロンと空腹の関係

半年前のマラロン初心者の私は、医師の忠告も守らずに空腹の状態でマラロンを服用した。しかもガーナ行きの飛行機離陸直前。しばらくすると激しい吐き気に襲われた。
元々車酔いをしやすい体質だったため、「酔い止め飲み忘れたっけ?」くらいの考えにしか至らず酔い止めを服用した。
気づいたら寝ていて、吐き気は治まっていた。
その後も実験的に空腹状態での服用をしてみたことがあった。服用後は決まって吐き気に襲われる。
マラロン服用予定の方はご注意ください。

日本でのマラロン処方

調べてみると、マラロンを処方してくれる国内の医療機関はいくつもある。ただ、輸入が必要になるため、薬の受け取りに時間を要する場合も多々ある。
ちなみに費用は1日500円以上。かなり高い。加えて、診察料や諸経費もかかる。
短期の旅行(2ヶ月未満)だと服用が強く推奨されているため、マラリア流行地への旅行を考えている方は検討したらどうだろうか。

お金は命には代えられない

ガーナ渡航にあたって、マラリアの死亡例もいくつか聞いた。疾患に関しての知識が十分でなかったために命を落とした若者の話も聞いた。
マラリア予防薬は確かに高価だけれど、命の落とすリスクを少しでも下げられるなら購入を検討するのも一つの手だろうと思う。
特に、熱帯熱マラリアの致死率は高く、健康な若者でも死に至ることがある。
予防しておくに越したことはないだろう。

とは言っても、日々の防虫対策が最も重要

長袖長ズボンの着用、蚊除けスプレーや防虫ネットの使用など、可能な限り全ての対策をすることが最も重要。
蚊取り線香や防虫スプレー、防虫ネットはガーナでも売っているけれど、「ワンプッシュ」と呼ばれる、蚊がいなくなるスプレーは売っていない。
日本から来る際には、蚊防止を考えて物品を買ってきた方がよい。

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