アルエ/BUMP OF CHICKEN
白いブラウス似合う女の子 何故いつも哀しそうなの
窓ぎわに置いたコスモスも 綺麗な顔うなだれてる
青いスカート似合う女の子 自分の場所を知らないの
窓際に置いたコスモスも 花びらの色を知らないの
いつか君はブランコに揺られて いたいけな目を少しふせて
哀しい顔でうつむいた 「私は独りで平気なの」
ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくり解くから
日なたに続くブリッジを探しておいで
哀しい時は目の前で 大声出して泣いてよ
そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…
僕の大切なアルエ 一人で見ていた夕焼け
僕も一緒に見ていいかい 僕も一緒に居ていいかい
僕の大切なアルエ 本当はとても寂しいんだろう
僕はいつでも側に居る 僕がこれから側に居る
君は人より少しだけ 無器用なだけの女の子
「嬉しい時どんな風に 笑えばいいか解んない」
ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくり解くから
笑顔を写すスライドの準備しといて
嬉しい時は目の前で 両手叩いて笑ってよ
そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…
ハートに巻いた包帯も もうすぐ全部解けるよ
怖がらないで素顔を見せてごらんよ
嬉しい時に笑えたら 哀しい時に泣けたら
そんな寒いトコ今すぐ出て こっちにおいで
ハートに咲いたコスモスが 枯れない様に水を遣ろう
青空の下で揺れていてすごく綺麗さ
ブリッジで撮ったスライドは 君が生きてるって証拠さ
暖かい日溜まりの中で一緒に 手を叩こう
BUMP OF CHICKEN「アルエ」
「アルエ」は、藤くんこと藤原基央さんが新世紀エヴァンゲリオンの登場人物である綾波レイちゃんに所謂「ガチ恋」をした時に創った曲である。
FLAME VAIN+1(1996年)の話だから、藤くんたちがまだ17歳の頃の曲。若い！！！！
「アルエ」という名前は、[REI AYANAMI]のイニシャルである[R,A（アールエー）]を短くしてつけたそうな。
歌詞の中にも、「トコ」とか「アルエ…」とか、なんとなく平成っぽい歌詞で風情（？）があって好きな曲。
でも、アルエを聴くのには初め、すごく勇気がいった。
だって藤くんが恋した相手に向けて創った曲とか、なんっっっっっか複雑じゃあないですか。
で、今日「ダイヤモンド」のMVを見てた時におすすめに出てきたから思い切って初視聴…すると…
え？？？？？？めっっっっっっちゃ好きぃ…
やっぱbumpの曲って言い方悪いしこんな言葉使っちゃいけないけど「捨て曲」ってもんがないなあと改めて思いました。
綾波レイと私
先述したように、アルエの主人公は綾波レイちゃんである。
綾波レイちゃんについて気になったので調べてみた。
寡黙で無表情な14歳の少女。身長はアスカよりも低く小柄。
感情がないわけではなく彼女なりの情動があり、極めて不器用で感情表現の下手な性格。
自意識過剰なのは重々承知の上だが、感情表現が苦手で独りでいることが多いって聞くとなんとなく自分に重ね合わせてしまう。
私は人間関係をうまく構築することが苦手だ。
合わない人と一緒にいるのが苦手だし、昼飯なんかは独りで食べたい派なのである。その分、合う人とはとことん仲良くなりたい。
でも感情を抑制するっていうのかなあ。話し出すと止まれなくて延々と話してしまい、引かれてしまうこともあるし、変にテンションが高くなってしまうこともある。
また、2番の
「嬉しい時 どんなふうに笑えばいいか解んない」
という歌詞についても、なんとなく共感してしまう。
笑うのが苦手だ。本当に心から笑ってしまうことももちろんある。
でも、作り笑いすることがある。うまく笑えない。
自分の笑顔も嫌いだし、普通に笑えることがあんまりない。
ちょっとふざけた声で笑ってごまかすことが多い。
本当は寂しい。もっとあの子たちみたいに仲いい友達が欲しかった。小学生の頃から何回も、学校の中で誰にもバレないように涙をこぼしたこともあった。
そんな私に、綾波レイちゃんに対する藤くんの
ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくり解くから
日なたに続くブリッジを探しておいで
哀しい時は目の前で 大声出して泣いてよ
そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…
僕の大切なアルエ
一人で見ていた夕焼け僕も一緒に見ていいかい
僕も一緒に居ていいかい僕の大切なアルエ
本当はとても寂しいんだろう
僕はいつでも側に居る 僕がこれから側に居る
君は人より少しだけ 無器用なだけの女の子
ハートに巻いた包帯も もうすぐ全部解けるよ
怖がらないで素顔を見せてごらんよ
嬉しい時に笑えたら 哀しい時に泣けたら
そんな寒いトコ今すぐ出て こっちにおいで
これらの歌詞が自分に刺さって癒やしをくれる。こんな私を間接的にではあるのだろうが受容してくれている気がしてなんだか落ち着くし、嬉しいのだ。
アルエのメロディ
「ハートに巻いた包帯を」〜「でておいで」の部分のコードは
F→C→G→Am→A
F→C→G→F
となっていて、非常に聞き心地が良いのと、多分ヒロのパートであるリードギターの「で〜れ〜れ〜れ〜↓」のとこの感じがとっても好きだ。
また、藤くんのボーカルについても若い頃の曲なのでがなりがちな部分がある。
彼女のことが、音楽が大好きだから魂を込めて力強く歌ってる、（という幻想を勝手に抱いている過ぎないのかもしれないが）そんなふうに思わせるパワーが藤くんの歌声にこもっている気がする。
最近の藤くんとはまた違った魂の込め方をしている若き日の藤くんの声も好きだ。
そして、各パートの最後の「アルエ…」のところの低音がかっこいいし藤くんのいい声が耳朶に響いてきて最高だと思う。
アルエに対する大衆の反応
アルエ と検索すると、関連キーワード検索のところに「アルエ 気持ち悪い」などと出てくる。
自分の尊敬している人に対する批評批判をみると萎えるので自衛しているがゆえに、そのキーワードを押したことはないのでよくわからないが、
過去にガチ恋したこともあるものとして
そんなにオタクしてゃ悪りぃか？ガチ恋はきしょいんか？
と思っている。
藤くんいわく「彼女のために僕ができることはないかと思ってこの音楽を描いた」とのこと。
好きな人のためなら歌だって描けちゃうんだぜって、くそかっけ〜！！じゃないですか！？
きっとそれが彼女への藤くんなりのプレゼントで、藤くんはきっとそれくらい綾波レイちゃんのことが大好きだったんだろうな。
藤くんに対して贔屓目になっちゃってるかもしれないけど。
めっちゃかっこいいし、すごい嬉しいプレゼントなんじゃないかな。
私はキモいとは思いません。てか、私も藤くんへの思いを綴った曲書きたいです。書かせてくれ。
BUMPの曲で最近いいなと思った曲たち
冒頭でも述べたように本当にバンプの曲には所謂捨て曲というものがない。
「天体観測」や「SOUVENIR」などのように超有名曲ではない、なんとなくマイナーな感じだけど聴いてみたらめっちゃ良かった、ってことが多いです。
・グロリアスレボリューション/THE LIVING DEAD(2000)
↑歌詞が若干オラオラで若い頃のbump!!!って感じがしてかっけえ！！
あとあと、「レボリューションイェ〜イェ〜↓」って歌い方が好き
・かさぶたぶたぶ/orbital period(2007)
・ラフ・メイカー/present from you(2008)
・ダイヤモンド/jupiter(2002)
↑力強い声と歌詞とメロディが最高です。
・流星群/Butterflies(2016)
↑麗しいです。夜に聞きたい一曲。
・車輪の唄/ユグドラシル(2004)
⇩これは結構有名かもしれないけど。
・記念撮影/aurora arc(2019)
・sailing day/ユグドラシル(2004)
BUMPではないけど最近聴き直してるRADの好きな曲
・会心の一撃/×と○と罪と(2013)
・セプテンバーさん/RADWIMPS 3~無人島に持っていき忘れた一枚~(2006)
・棒人間/人間開花(2016)
・最大公約数/RADWIMPS 3~無人島に持っていき忘れた一枚~(2006)
・君の名は、天気の子、すずめ系
BUMPのほうが物語的で、RADのほうは感情的な感じかなって思ってます。
藤くんは声低め、カラオケで歌うと女なので声死にますね
でも昔（昔？）藤くんがキーは自分のに合わせて歌ってねって言ってそうなのでお言葉に甘えまくらせていただきますよ。
洋次郎は声高いから原曲キーで歌っても楽しいかな
どっちも大好きです
結局、〜まとめ〜
RADとBUMPって最高よ。
3800文字近くアルエやbump、radから得た感動について語りました。
はあ、すっきりした〜！！！！！！！！
やっぱ、邦ロックは最高！BUMP最高！RAD最高！藤くん最高！洋次郎最高！ありがとうだぜ！
おやすみなさいませ。
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