上下関係
今日も上司から目上の人に対する礼儀がなっていないとお叱りをいただいた。
私は一応、人としての礼儀というのは理解しているつもりだが、目上の人に対する礼儀という言葉には納得ができない。
何故、目上の人をそこまで敬わなくてはいけないのだろうか?
何故、上の者から下の者に対してなら許されることでもその逆は許されないのだろうか?
当たり前のことだが上司は新人の私よりも権限を持っている。
私に与えられる仕事の量も質も期限も上司が決定する権利を持っている。
別にこのことに対して文句はない。「船頭多くして船山に登る」とも言うように、意思決定を速やかに行うためには、業務を効率的に遂行するためには、明確な意思決定権者とそれに従う者というヒエラルキー、すなわち上下関係が必要不可欠だろう。
だがそれはあくまで組織内でのシステム的な意味での上下関係だ。
そこに必要以上に敬意だとか礼儀だとかを持ち込むのは間違っている。
もちろん上司は権限を持っているが故に私より責任も重いだろうが、その分、給料を多く貰っているではないか。
したがって、最低限の人としての礼儀さえ守っていればそれで十分だと私は思う。
むしろ後輩からは敬意を払われて当然というその上司の考えこそが、人としての礼儀や常識から外れた驕り高ぶった傲慢で愚かな思想ではないだろうか?