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結果に悩まされた半月間

8月17日 水曜日

お盆明け、おめでとうございます。
久しぶりの日記なんだけど、最近は新しいバイト先の仕事で、毎日の時間割が劇的に変化したんです。ほぼ社会人と変わらない8時間労働なので、会社をあがって帰ってからいろいろ支度してからYouTube配信やノート投稿など、様々なコンテンツを作り出している不特定多数の社会人の皆様、本当に尊敬します。
私はというと、ある小さな出版社でバイトするようになってからは、毎日の残りの時間配分が一気に無茶苦茶になりました。
朝は11時出勤なのでいつも9時まで寝て、朝の支度と移動時間でほぼ自由に支配できる時間がありません。
夜19時の退勤で、まず三食のリズムが健康的に取れないのが第一の悩みであるうえ、最も速いスピードでうちに帰っても20時以降になるから、以前のように1時間くらいの筋トレとジョギングは限られた時間の中で素早く済ませないといけなくなりました。そのせいで炎天下で分泌した自分の汗のべたべたも含めて、満員電車から他人の加齢臭や汗の臭いを吸い込んだ全身の不快感を解消すべく、とにかく部屋に入って服を脱いでからは、もう釘付けされたように動けなくなっちゃいました。

しかし、こんな新しい日常にも、喜ばしい事が起きるのが何よりの慰めであります。
お盆休みに入る前日、第一志望の会社から内定通知の電話がかかってきました。ほかの就活生のエピソードなどを聞いた自分にとって、かなり慎重なオンシャなので、2週間くらい待たされました。というのは、最終面接の翌日に、確かに結果は来ましたが、合格や内定といったような明確な文面がなく、健康診断に行ってほしい、というものでした。
半年間以上就活をやってきて、無数の御社から、筆記の、一次の、二次の、そして最終のお祈りメールをもらった身として、不安になるのは当たり前で、これって、本当に合格なの?ってとにかく疑ってました。
それからというもの、私はほぼ渾身の力で、ネットから、知人から、そして御社と関係のある作家さんのトークイベントから、自分が見つけられるだけの、ありとあらゆる慰めと痕跡を隅から隅まで掘り出そうとしていました。
健診と最終面接の結果通知がずっと来ていない2週間の間。

日本人の知り合いのお姉さんは内定確定だよっていう前提で話してくれて、友人もみんな楽観的なので、気持ち的にはかなり楽になったのです。そして、決定打ちとなったのは、御社と契約締結している作家さんのトークイベントに参加し、サインをもらいに行くとき、彼と交えた会話の内容でした。「今日、編集の方からその話聞きました。今年は二人内定もらったって。男の子一人と女の子一人だそうです」。健康診断を受けた翌日のことで、「もう決まったのかよ」と思いつつも、「そしたらわざわざ不合格の受験者を健診に行かせるわけがないよな!」と内心期待が高まったのです。

結果的に、お盆に入る前、バイト先に向かう電車の中で見知らぬ電話番号がスマホのスクリーンに現れました。
電車の中にいることを告げ、降車時刻を伝えてから、冷静沈着に駅を出て、道の中で電話が再び鳴るのを待ち、そしていざ電話に出て「採用」という言葉を耳にした瞬間、ほぼ日本社会に慣れた自分にしてはらしくない音量で返答したのです。ろれつが回らない「ありがとうございます」でした。敬語すら抜きにした「待ってました」でした。それを笑いながら許してくださった人事の方の声が神の声にしか聞こえませんでした。

その日はバイト先でもうきうきして、就活終了宣言の投稿をチェックするためスマホをしょっちゅう眺めており、我ながら大人らしくない真似を。

そして、先日正式な紙の書類も届き、外国人というのもあって締め切りに間に合わなくて、悩んだ挙句、御社にメールしたら、向こうも多分初めての外国人社員で、何も考えずに日本人向けを前提に締め切りを設定したらしくて、そこを謝られて、自分のペースで手続きを進めることができました。でも、丁寧にやり取りしてくれているのがわかるし、むしろもっと入りたくなった気がします(笑)。
これから、懇親会(内定者二人の?)があるのかな、内定式いつになるのか、他に行事があるのか、今後の流れが楽しみです。

今日はこんなところで。

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