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小説 縁 中学で

中学生になった。中学受験はしなかった。先生に勧められたが、そんなお金はうちにはない。

中学に上がるといろんな人がいるのを感じた。笑い声があちらこちらで聞こえる。みんな楽しそうだ。友達も出来た。栞ちゃんだ。透き通るような肌と長い黒髪。アニメからでてきたような感じだ。

入学式に栞ちゃんが話しかけてきて、すぐ友達になった。

気がつくとどうでもいいことを話しかけてくる裕という男子がいた。スポーツが好きなよくいる男子だ。私と話すより栞ちゃんとよく話していた。どうやら栞ちゃん目当てらしい。

なんとなく自分の居場所がないような気がしてきた。朝、起きるのがつらい。無理やり母に起こされ学校に行くけど本当に朝はつらい。

そんな日が続き体調に異変が生じ学校に行けなくなった。栞ちゃんからスマホに連絡が来ていたけど無視したせいかいつのまにか来なくなった。

病院に連れていかれ検査を受けたが何の問題もなく、メンタルの問題だろうと安定剤が出された。

安定剤は母が飲ませてくれなかった。子供にはよくないと思ったのだろう。

母がそんな私に「フリースクールに通わない?」と提案してきた。母の知り合いが開設しているところだとか。

自分でもこれではいけないとは思ってはいたので行ってみようと思った。

フリースクール に続く

序章→中学で→フリースクール 

全6話

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