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夜の浜辺の思い出に
足元にひと粒の光
壊してしまいたいほどの愛おしさ
近くにいると いないのが
怖くなるから 自分の手で
壊したい 捨てられたくない
捨てられる位なら私が捨てる
自分の手で決めたい
そんな衝動を心の奥底に
私は息をひそめる
しばし、一粒の光と語り合うのだ



ひんやりとした夜空は地球が数億の星の中の
一つだということを思い出させる
夜にかかれば
どんな街でも灯りがともり
昼間の雑踏を忘れさせる
ひっそりとした静けさを思い切り胸に吸い込んで
夜の街を歩くのが好き
物言わないものの声を聞くのが好き

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