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人力で削る渾身のかき氷【ひみつ堂】@谷中
ここ数年のかき氷の進化は目を見張るものがある。かき氷ブームの火付け役の一軒、谷中にある【かき氷専門店ひみつ堂(ひみつどう)】。
かつて足を運んだ時は、なんと脅威の5時間待ち!!
たかがかき氷、されどかき氷、嘘のような本当の話であった。
この日、久しぶりに足を運んでみたら、店舗が増設されていた。
朝8時からオープンしているという情報を得たので、朝っぱらからいそいそと足を運ぶも、店の前にはすでに行列。恐るべし。
早朝の段階では整理券は配られず、列に加わり順番待ち。待っている間に注文、支払いを済ませる。さすが8時過ぎだと行列とは言え大したことはないので、さほど待たずして店内へ案内される。
二台の手動式かき氷機はフル回転。お兄さんたちがぐるぐるぐるぐる。
ハンドルを回す右手もなかなかな辛そうだが、氷が入った器を持つ左手もまた違った辛さがありそうだ。
生メロン三昧:1900円
伊達政宗の如き生メロン三昧。
たっぷりと自家製メロンシロップがかかっている。
口に運ぶと、メロンの繊維を感じる食感で、まさしくすりおろした生メロンを食べているかのよう。
ひみつ堂の氷は日光の天然氷。手削りということもあってか、自動で削る店のそれと比べると、ふわふわっというほどではないが、やわらかで、スッと消える。
食べ進むと、中にクリーム。
生メロンの氷は少し溶けやすく、器に水分がたまるのだが、この溶けた氷とメロンシロップが相成り、生メロンジュースのような味となり、うまかったりする。
この氷が融けたジュースこそ、ひみつ堂のかき氷の最大の楽しみな気がする。
宮古島生マンゴー三昧:2100円
こちらもたっぷりとシロップがかかっている。
氷のいただきにはカットマンゴー。
国産マンゴーなので、アジアのそれと比べると、こっくりとした濃厚さはなく、甘み、香りはあるけれど、後味さっぱりとしていて、きちんと素材の特徴が活かされたシロップであるのがわかる。
こちらも氷の中にクリームが隠れている。
生メロンも宮古島マンゴーも中心部と器にシロップが染みていないので、プラス料金になるとしても追いがけシロップがあるともっと三昧できる気がしたが、滅多に食べられない宮古島マンゴーがかき氷のシロップだなんて、贅沢な話だよな~。
かき氷に2000円近く払うだなんて、どこのホテルで食べたの?という価格ではあるけれど、ガリガリ人力で削るかき氷はそのパフォーマンスを考えると、ありだな。
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