打ち立て麺の【馬子禄 牛肉面】@神保町
100年以上の歴史があり、中国全土で50000軒以上あるという蘭州拉麺「馬子禄(まーずーるー)」。
チェーン店でしょ?と侮れない店だ。
店の中へ入ると、パクチーなどの香りが充満している。
メニューは蘭州牛肉麺とサイドメニューが少々ある。
9種類ある麺の中から好きな太さを選ぶ。定番は平面だが、一番人気は細麺らしい。
店奥の厨房で、麺を手打ちしているのだが、注文ごとに麺を打っている。と言うか、のばしている。
蘭州拉麺:950円
トッピングはパクチーと葉にんにく、大根、牛肉、焦がしラー油。
湯気と共にパクチーのいい香りが漂う。
透き通ったスープは牛肉や牛骨、多種多様なスパイスから出汁を取った秘伝の薬膳スープ。牛の出汁がしっかりと出ている塩ベースのスープは焦がしラー油が全体の味を締めていて、そこにパクチーなどのエキゾチックな香りが加わることで、さらにうまみを増す。
トッピングの牛肉は食感は少しかたいが、出汁ができった感じはなく、牛肉の香りが残っている。
麺は弾力というのか、弾きというのか、手打ちならではの伸びがある。
スープとの絡みを楽しむなら細麺がベスト。細麺ではあるが、最後まで麺が伸びた感じはしない。
三角麺は少し太いので、細麺に比べるとスープとの絡みは弱くなるが、麺自体を楽しむなら、やはり太めの三角麺だな。
包丁を使ったわけでもなく、手で伸ばして三角形にするだなんて、まさに職人技だな。
茶玉子:200円
まるで恐竜の卵のような味玉は殻ごと特製ダレにつけているようで、ひび割れた殻の隙間を通って特製ダレが染み込んでいる。
見た目はちょっとグロイが、黄身の半熟具合といい、味つけもなかなかよい。
蘭州拉麺は味の濃さでごまかすことなく、麺もスープも楽しめる安定のうまさ。さらに薬膳が感じられることもあり、罪悪感なく食べられるという素晴らしいラーメン。日本のラーメンとはまた違う、中国らしさ感じるラーメンだ。
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