組み合わせの魔術師【パティスリィ・ドゥ・ボン・クーフゥ】@武蔵小山
都内に数あるパティスリーの中でもお気に入りの一軒、武蔵小山にある【patisserie de bon coeur(パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ)】。
独特な世界観がエントランスからも感じられる。
シックな店内は1階にはデコレーションが美しいケーキや焼き菓子が並び、地下に工房とカフェがある。
カフェ利用の場合は先に注文と支払いを済ませる。
地下は階段を下りて左手側に厨房。
中央に作業台があり、カフェタイムはテーブルとして利用。
その作業台の正面と並行して少し高い位置にソファー席などが数卓並ぶ。
以前は奥もカフェエリアとして開放していたが、今は利用していないようだ。
ジャスミンアプリコット:858円
なんて華やかなケーキなんだろうか。
そしてなんてスタイリッシュなケーキなんだろうか。
とろとろでキュンッと酸味が効いているアプリコットのジュレが中央から少しズレた位置にあるのは、上のフルーツとのバランスを取ってのことなのか??
ブロンドショコラのガナッシュがやわらかなムースに食感のアクセントをもたらし、さらに土台に使われている抹茶があわさることにより、唯一無二な味わいに。
ジュレの酸味効果でさっぱりとしていそうだが、濃厚さも感じられ、食べる場所によっていろいろな顔を覗かせる。
季節のショートケーキ:737円
クリームとともにシュワっと消えるスポンジ。
スポンジの間に挟まれているクリームはふわとろなマスカルポーネクリームで、生クリームだけではだせないコクとわずかな酸味がいい仕事をしている。
中央にある自家製のいちごのコンポートはフレッシュないちごとはまた違うおいしさを楽しませてくれる。
上に飾られているいちごもラズベリーも味が濃く、素材にこだわっているのがよくわかる。
紅茶ムース:748円
こちらもまたオシャレだこと。
一見、ムース色濃いめに見えるケーキではあるが、意外にスポンジの存在が光る。
ヘーゼルナッツのこうばしい香りと食感がアクセントとなっている一方、
オレンジの香りもその裏でほんのりと広がる。
オレンジが主張しすぎず、ヘーゼルナッツを立てるバランスが絶妙。
カモミールティ:770円
ティーバッグではないのがちょっと嬉しかったり。
ホットティ:660円
紅茶は田園調布のTEEJのもので香りも味もよいわ。
見た目の美しさと同時に、食べて驚きのある技ありなケーキに今回も大満足で店を後にした。
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