寅年とらやでトラ模様【虎屋菓寮】@赤坂
赤坂、豊川稲荷の向かいに建つ【とらや赤坂店】。
まるで美術館のような佇まいのこちらの店舗は地下に和菓子文化を学べるギャラリーがあり、
2階に物販。
3階は天井高く、一面大きくガラス張りの【虎屋菓寮】がある。
今回、おやつタイムには少し遅い時間に訪れたため、限定商品など食べたいと思っていた生菓子がことごとく売切れ。
仕方なく、というわけではないけれど、屋号の虎にちなんだという赤坂店限定の特製羊羹にする。
特製羊羹 千里の風 抹茶グラッセ付き:1430円
虎模様の羊羹はいったいどうやって作っているのだろうか。手作業なので羊羹によって表情も微妙に異なると思われる。
生菓子とは違う美しさに見入ってしまう。
とらやの羊羹の特徴のひとつでもあるが、しっかりと締まっているので、楊枝でカットする際力がいる。
甘さは控えめで、黄色い部分の白あんが香り高く、どこか栗のような香りにも感じる。定番の夜の梅やおもかげもいいけれど、白あんが使われていることで、少しライトな感じの味わいになっていて、これはこれでおいしい。
ちなみに、原材料を見ると、小豆、白小豆、手亡、福白金時が使われているとのことで、贅沢!
抹茶グラッセは冷えていてもしっかり香りあり。ガムシロなしでもおいしくいただける。
あわぜんざい 抹茶付き:2200円
蓋を開けると、つやつやでなめらかなこしあんと蒸したもち粟が入っている。
あわはもっちりとた中にプチプチっとした食感もあり、芳ばしいような香りも広がる。
とろっとなめらかな舌触りのこしあんは甘さはしっかりとあるものの、小豆の香りも広がり、粟と合わさるとちょうどよい。
お口直しの塩昆布も肉厚感ありでおいしかったりする。
お抹茶も香りよく、小豆の甘さにぴったり。
席に着くと、温かく香りのよいほうじ茶が出されるのだが、やはりいいお菓子はほうじ茶よりも抹茶のほうがおいしいな。
今回は生菓子が売り切れではあったが、そのおかげで、千里の風のおいしさを知ることができてよかったな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?