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期待を裏切らない安定の【饗 くろ㐂】@浅草橋
秋葉原と浅草橋のちょうど中間あたりに位置する【饗 くろ㐂(もてなしくろき)】。上質なラーメンが食べたいときに思い出す一軒。
歩道が少し狭いこともあり、【お並びのお客様へ】には少し厳しめなことが記載されているが、店の方々の物腰はやわらか。
注文は並んでいる時に、順番に店内の食券機で一人ずつ購入するように言われる。
店内はカウンター席を中心としたオープンキッチン。
感染対策で、一席ずつにパーテーションが置かれ、水、レンゲ、箸や調味料なども一席ずつに用意されている。
特製醤油そば:1350円
トッピングは豚チャーシュー、鶏チャーシュー、ワンタン、つくね、海苔、味玉、ネギの下にメンマ。
スープはまろやかな醤油味で、複雑な奥行きある味わい。
鶏油効果か、しっかりコクもあり。
麺は手揉み麺と細麺のどちらかが選べるので、手揉み麺にしてみる。
口に運んだ瞬間、ツルンとしている麺は噛むともちもち感あり。スープによくからむ。
ワンタンの餡は鶏のつくね。
低温調理のしっとり鶏チャーシューの上には味変用の生姜と粒胡椒。
味変せずとも最後までおいしいスープであるが、粒胡椒は噛むと胡椒の華やかな香りと辛さがパッと広がり、いい仕事をしてくれる。
味玉は絶妙な火入れ具合で味の漬かり具合もいい塩梅。
塩そば:1000円
トッピングは豚チャーシュー、鶏チャーシュー、つくね、ドライトマト、ネギの下にメンマ。
スープは塩にありがちな角はなく、実にまろやかでうまみ凝縮。故に、スープだけ飲んでもうまい。
こちらも麺は手揉み麺か細麺が選べるので、細麺にしたのだが、コレ正解。細くてもハリのある麺は塩によく合う。
豚チャーシューは香り良く、脂身サクサク。
鶏つくねは口のなかで、ほわっとほどけるやわらかさ。トッピングだけでもいろいろな食感が楽しめる。
バリバり食感のネギは九条ネギか?スープに浸かるとやわらかになり、麺と一体化。
醤油、塩共にそれぞれ完成されたトッピングがついているけれど、トッピングなしでも十分勝負できるラーメンだ。今回、すごく久しぶりに訪れたが、いいイメージを崩すことなくキープしている。
否、キープと言うよりは、進化しているんだろうな。すべてにおいてきちんとしていることが一杯のラーメンからも伝わってくる。うまかったー。
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