桜の季節以外も【VMG CAFE 九段会館テラス】@九段下
1934年(昭和9)に創建された帝冠様式と呼ばれる、和洋折衷な建物である旧九段会館が、保存・復元プロジェクトにより、2022年10月に【九段会館テラス】として生まれ変わった。
以前はこんなにもオープンな造りではなかったので、通りに面した東側の出入口が正面玄関かと思っていたが、北側にとても立派な出入口があったようで、リニューアルした【九段会館テラス】でもその姿を目にすることができる。
建物正面には芝生の広場があり、しっかりと建物全体を見ることができる。
そして視線を右側へ移すと、日本武道館の屋根を臨むことができる。
建物の中へ足を踏み入れると、タイムスリップしたかのような気分になる。
重厚感があり、きっと、これから多くのドラマで見かけることになるんだろうな。
今回ここへ足を運んだのは、屋上庭園が見渡せるという【VMG CAFE 九段会館テラス】目当てで訪れる。
カフェへは階段上がって左手側にあるエレベーターで向かう。
店内はガラス張りとなっていて屋上庭園や靖国神社の鳥居などが見渡せる。
ルーフトップガーデンにもテーブルやソファーなどがあるので、気候のいい時期は外でもお茶ができるのかもしれない。
まだオープンして間もないせいか、待つことなく席に案内される。
多くの客はアフタヌーンティーを楽しんでいる。
メニューに写真が掲載されていた自家製ジンジャーエールがオシャレで、ちょっと飲んでみたかったのだが、残念ながら売切れであった。
オーガニックジンジャーピーチ:800円
ピーチの甘い香りがしっかりと広がる。
タルト・フロマージュ・フレーズ:900円
雪化粧が施されている。
レアチーズクリームの中にはいちごのムースといちごのコンポート。
タルト生地はやわらかめな食感で全体的にフワッと軽い。
カモミールシトラス:800円
マイティーリーのハーブティがポットで出てくる。
クラシック・オペラ:900円
7層のチョコレートケーキの上にはヘーゼルナッツやいちご、ブルーベリーや金粉などが飾られていて華やか。
チョコレートの濃厚さはあるが、甘さは抑えめでヘーゼルナッツが香り高い。
ケーキに添えられたバニラアイスクリームが非常においしく、ベリーソースの酸味と、アイスクリームの下に散りばめられているナッツの香りと食感がアクセントに。
アフタヌーンティーがメインのカフェということもあってか、ゆっくりと過ごすことができ、気づけばすっかり日が暮れてしまった。
屋上庭園からは皇居のお堀も眺められるので、おそらく桜の時期はビュースポットとして注目を浴びそうだ。
【九段会館テラス】では結婚式が挙げられることもあってか、目もよく行き届いていて、接客がホテルクオリティ。この界隈にないタイプのカフェなので、重宝しそうだ。
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