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中国厦門の門外不出の味【西北拉麺】@水天宮

中国は福建省厦門(あもい)のご当地麺が食べられる【西北拉麺(シーベイラーメン】。

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こちらのお店の特徴は牛肉をベースとしているラーメンが食べられるということで、ハラール認証が店頭に掲げられている。

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店内は厨房に沿ってカウンター席があるのみで、こじんまりとしているが、厨房もピカピカに磨かれており、明るい印象。

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入口の券売機にて食券購入。

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てっきり、牛肉拉麺と牛骨薬膳拉麺店の専門店なのかと思って訪れたのだが、店内のあちこちに手書きイラスト付きメニューが掲載されており、

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また、麺類だけではなくビールのつまみによさげな一品料理も揃っている。

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こちらのお店、かつては手打ちだったようだが、今は注文後に製麺機より麺がス――――――――っと落ちてくる。

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どれぐらいの時間茹でていたかは計測していないが、あっという間に麺は茹で上がる。

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卓上に「紅茶玉子」なる魅惑のメニューが置かれていたので、一つ注文することに。(テーブル会計)

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紅茶玉子:150円

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漢方系の香りのするスパイスで煮込んだ玉子はほんのり八角の香りが広がる。そのままではちょっとしょっぱいので、ビールと併せたくなるな。
また、この煮卵には煮汁が付いてくるのだが、この煮汁が大事で、これをラーメンに加えると、うまみにもなるとのことであった。

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牛骨薬膳拉麺(大):880円

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角切りの牛肉、パクチー、ザーサイのみじん切り、ねぎがたっぷり乗ったラーメン。

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あっさりとした塩味の牛骨スープで、蘭州麺に近い。

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ごろごろと入っている牛肉はスジ肉のようだがやわらか。

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麺はやわらかめではあるが、このスープには合っている。
あっさりとした味わいではあるが、薬膳の香りもすることもあってか、パクチーがいい仕事をしていて、味に厚みをもたせる。

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そして、先ほどの紅茶玉子と煮汁を加えてみたのだが、、、

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うひゃーっなにこれ!?こんな少しの煮汁と侮っていたが、このタレ自体八角やスパイスが使われているので、味に深みが出る。

牛肉拉麺(大):780円

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茹で上がったアツアツの麺に牛肉を使った肉ダレとパクチー、ネギ、ザーサイが盛られている。

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こちらは麺がくっつきやすいという特徴があるので、とにかくすぐに混ぜるようにと言われる。

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湯気モクモクではあるが、確かにすぐに混ぜないと、混ぜるのも結構大変。
よーく混ぜ合わせ、まずはそのまま味わってみる。

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麺はやわらかではあるものの、肉ダレや薬味がよくからみ、うまー。
やさしい味わいであるが、香り高いこともあり、食べていて、全く物足りなさは感じない。

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これ以上、味を加えずとも十分おいしいが、卓上にある自家製ラー油や香酢をあわせるのもおすすめとのことだったので、途中で味変。

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なるほど、これはこれでうまい。
辣油は辛さというより風味、食感にアクセントを加え、香酢は酸味というよりこれまた華やかな香りをプラスしてくれている。

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牛骨薬膳拉麺も牛肉拉麺も並と大盛りの値段が同じなので、欲張ってどちらも大盛にしたのだが、あまりのうまさと、味変楽しく、ぺろり完食。

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牛肉拉麺にはスープがついてくるのだが、牛骨薬膳拉麺のスープとベースは同じと思われるが、スパイスの香り方のせいか、ちょっと違うような印象。いわゆるラーメンのスープとは異なり、罪悪感なく飲める。

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今回麺の太さは普通にしたが、少し固めが好みであれば、平麺もおすすめとのこと。

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外観から、立ち食い蕎麦屋とは言わないが、簡易的にササっと食べておしまいの店かと思いきや、厨房内の奥さんが明るく元気よく、スタッフ同士も仲が良い雰囲気で、どこかアットホームさもある、いい店だったな。



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