〆のおにぎり【岸田屋】@月島
もんじゃで有名な月島に店を構える、東京三大煮込みの一店【岸田屋(きしだや)】は16時の開店前から行列ができる人気店。
この日も1巡目に入れなかった客が列をなし、1時間半ほど待つことに。
店内はコの字カウンターと壁に面したカウンター席があり、満席になると結構キューキューな感じのこぢんまりとしたお店。
天井には魚拓が貼られ、年季が入った店内ではあるが、清潔感がある。
常連客も多いが、一見も多く、1人で来る常連客と一見客が自然に会話する姿も下町居酒屋的でおもしろい。
生ビール(中)::700円
こちらのお店、食べたいものがあったらとっとと注文しないとどんどん売り切れになるので注意が必要。この日も大きなはまぐりが入ったはまつゆが食べたかったがタッチの差ではまぐりメニューが完売してしまった。
牛煮込み:700円
ねぎ:80円
味噌ベースのコクのある煮込みはいろいろな部位のもつが入っている。
注文時にねぎを入れるか聞かれるのだが、ねぎ嫌いでなければマストで注文したい。ネギのシャキシャキ感とさっぱり感があうあう。
温かいうちもそうだが、冷めてもつの脂が固まりだしてくると、汁がとろっとしてくるので、それにネギが絡むとまたうまし。
きんめ煮つけ:800円
濃い色合いの煮つけであるが、味としては濃すぎるということはなく、皮目の脂がとろ~っと口の中で溶ける。
肉どうふ:800円
何と言っても、牛肉がイイ。
牛肉の質がというのではなく、牛肉だけ別煮した思うような、麹のような甘いいい香りが広がる。
豆腐はなめらか絹豆腐。
甘さ控えめなすきやき味。長ネギたっぷりで、煮込みに劣らぬ人気メニュー。
緑茶割り:550円
レモンハイ:550円
ポテトサラダ:
ここのポテサラはちょっとオリジナリティが高い。
見た目もポテサラと言うよりは白和え的。
玉ねぎの辛味と胡椒のスパイシーさが効いている。
【岸田屋】に来て、売切れだった時に、非常に残念な気持ちになるメニューの一つがコレ。
おにぎり(鮭、明太子):
種類はうめ、おかか、さけ、こんぶ、明太子とある。
手で優しく握られたおにぎりは握りたて。
誰かが食べているのを見て、注文する客も多いぐらい、見た目も最高。
米がツヤツヤで海苔のいい香りが広がる。
てっぺんに大きく具が乗っているが、中にもたっぷり。
鮭はしっとり香りよく、明太子も、ピリ辛だけど甘味あり。
ここのおにぎりはホントうまい。
【岸田屋】の煮込みや肉どうふもたまに食べたくなるけど、それ以上にここのおにぎりが食べたくなると言っても過言ではない。
昭和風情が残っていた月島も現在再開発中。
【岸田屋】の前には58階建てのマンション建設中とのこと。
この雰囲気が楽しめるのも時間の問題かもしれないな・・・。
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