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あんもうまいが寒天がうまい【成城あんや】@成城学園前
【成城アルプス(記事こちら)】の向かいに店を構える【成城あんや(せいじょうあんや)】。洋菓子からの和菓子へハシゴしてみた。
店手前に販売スペースがあり、並びに厨房、奥が茶房となっている。
茶房は照明が暗く落とされ、落ち着いた雰囲気。
茶釜も置かれここでお茶を点ててくれるようだ。
ほうじ茶がポットと共に出される。
きちんと香りあるほうじ茶なので、これで甘味だけでもよいのだが、せっかくなので抹茶を注文してみる。
抹茶 小倉山 宇治小山園:737円
苦味のないやわらかな味わいの抹茶。
抹茶には招福あんぼうろがつく。
卵の香り広がるやわらかな丸ぼうろ。
抹茶グラッセ:693円
こちらは冷抹茶。抹茶自体に甘みがあるので、ガムシロなしでもおいしい。
冷抹茶には豆板がつく。
香りとしては大豆の香りとケシの実の香りが広がる。味わいは瓦煎餅に近い。
お好み焼き餅:737円
あん、いそべ、きな粉の中から好きなものを3種選ぶことができるので、全種にしてみた。
いそべはうまいね。海苔の香りがよい。やわらかだが歯ごたえある餅。
きな粉は香りよく、砂糖で甘ったるくしていないのがいい。
あんこはなめらかでみずみずしいこしあんがたっぷりと乗っている。3種の中で一番餅の香ばしさが感じられた。
あんずあんみつ:847円
真ん中にどーんとたっぷりのこしあん。
それを囲むように、あんず、求肥、赤えんどう、羊羹があり、下に寒天が敷き詰められている。
別添えの種子島産の黒糖を使った黒蜜をかける。
【あんや】という店名をつけているだけのことはある。見るからになめらかなこしあんは香りよく、甘さもちょうどよい。あんがやわらかなので、ソースの役割も果たす。
角のない崩れた寒天はよくある寒天特有の香りはなく、やわらかだがぷるっと感あり。なんでも【成城あんや】の寒天は乾物の寒天ではなく、南伊豆産の天草を使って、店で煮だしているらしいのだが、その際に海藻の臭みを消す工夫もしているとのこと。
寒天特有の香りがしない寒天はひと手間かけないとできないってことなんだな。
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