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特選米× バーミュキュラ【日常茶飯時】@虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズステーションタワー2階に店を構える【日常茶飯時(にちじょうさはんじ)】。横長の大きな暖簾が目を惹くこちらのお店、うまいごはん(白米)を食べたいなぁと思った時にフィットする。

店内は落ち着いた雰囲気で、オープンキッチンを囲むカウンター席の他、大テーブルや小上がりのちゃぶ台があったり、さまざまなシーンに利用できそうな造り。

【日常茶飯時】ではバーミキュラの炊飯器で炊く、日本全国からの選りすぐりの特選米がウリのようで、炊き立てを提供するため、注文から50分ほどかかると案内される。

※バーミキュラのライスポットで米を炊く場合、20分水に浸した後、13分火にかけ、13分蒸らすと言う工程を踏むところから、米を洗う時間含め、50分と算出されている。

米が炊き上がるまで、軽くつまみながら待つことに。

プレミアムモルツ(生):638円

お通し(湯豆腐):550円

鹿児島県垂水の温泉水で炊いた湯豆腐にネギと大葉が入った、カツオが効いたタレをかけて食べる。

見た目は木綿豆腐のようであるがやわらかでなめやか。大豆の香りが立つわけではないがおいしい。


おでん3種盛り:770円

おでんは大根、たまご、ちくわの3種盛り。それぞれの素材に合わせたソースが添えられる。

歯いらずな柔らかさのちくわには青のりバターで、バターが強め。
大根はラー油的な色合いだが、辛くはない。

たまごは、トリュフマヨネーズ。トリュフの香り広がり、これうまし。固茹で状態の黄身にマヨネーズは合う。

3種のソースを合わせることで、おでんっぽさは薄れるが、出汁もコンソメ味なので、洋風おでんといったところか。

マグロのレアカツ:1738円

赤身と中トロのカツにはカツオの佃煮とワサビが添えられている。
卓上には醤油がないので、これらを合わせて食べるようだ。

まず、赤身のカツにカツオの佃煮を合わせてみる。う~ん、カツ自体衣も薄く、カリッとしているのでいいのだが、ちょっとカツオの香りに負ける。

正直、このカツオだけで十分うまいが、マグロは漬けにしているのか、下味がついているので、何もつけずに、せいぜいワサビ少々で食べるのがベスト。そのほうがマグロの旨さが引き立つ気がする。

中トロはねっとり感あり、かおりもよい。

こだわり緑茶ハイ:638円
こだわりレモンサワー:748円


あご出し水餃子
:858円

生姜クリームを中に入れてクラムチャウダー風にと言われ、汁の中にクリームを入れてはみた。

洋風な雰囲気になったが、水餃子自体は甘めな肉餡がガッツリニンニクとニラが効いていて、それだけで十分うまい。これは白米ススム系。

この日のお米はお米のロマネコンティと称されているゆめぴりかとのこと。
陶器のお櫃に入った蓋を開けると、ひゃ~~~、輝いている。銀シャリとはよく言ったもんで、まさにそんなツヤと輝き。あまりの美しさにまず米を味わう。

炊き立て白米(2合):1716円

粘りが強いわけではないが水分はしっかりと含んでいて、それなのにほろほろと米の粒も感じ、甘味もあるがさらっともしていて、なかなかのうまさ。

ごはんのお供にとメインディッシュを注文したが、お供いらずな白米だ。


味噌漬けローストポーク:1408円

厚みあるローストポークの上に、白みそがたっぷりと塗られ、香ばしく焼き目がついている。そんなローストポークの下には味噌マスタードが添えられている。

ローストポークとなっていたので、てっきり油で焼いた豚肉を想像していたのだが、箸で簡単に切り分けられるほどやわらかな豚肉。

言うなれば、厚切りチャーシューのようでやわらか。

大山鶏のから揚げ:858円

ムネ肉ともも肉の2種盛りでたくあんマヨネーズが添えてある。

ムネ肉はほんのり生姜が効いていて、しっとり柔らか。

もも肉はにんにくが効いている。

若い世代の白米離れを呼び戻すための策としてかどうかはわからないが、どの料理にもソースが添えられていて、組み合わせの妙を楽しむ提案がなされている。それはそれでおもしろいけれど、何よりもここは白米がうまい。

こんなうまい米を当たり前のように毎日食べられたなら、幸せだよな。

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