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モンゴルのラム肉料理【草原の料理 スヨリト】@神楽坂

都営大江戸線牛込神楽坂駅から矢来町方面へ向かっていたら、通りに面し、一面ガラス張りの店が目に留まる。

店頭では肉や野菜を焼いている。

何の店かと看板を見ると、【草原の料理 SUYAOLITU(スヨリト)】と書かれている。

なんだかよくわからなかったが、時間も早かったこともあり、カウンター席が空いていたので飛び込みで入ってみた。その後、予約客など続々来店。
1階のカウンター席はすぐに満席に。

メニューを見ると、こちらのお店、中華人民共和国の内モンゴル自治区出身のモンゴル民族、スヨリトさんの店とのことで、モンゴル料理が食べられるようだ。

モンゴルと言うと、羊肉のイメージはあるものの、いったいどんな料理なのか検討がつかなかったが、王道そうな串焼きから食べてみることに。


生ビール:638円

お通し:330円
ラムショルダーの串焼き

串は竹ではなく砂漠で育つタマリスク(紅柳)と呼ばれるウイグル自治区では一般的に使われているものが使われていて、それだけでもなんだか本場っぽくテンション上がる。

下味がついたラムショルダーは、一味的な辛味とクミンなどスパイスが効いた串焼き。ラム肉にクセはなく、弾力ある食感。

ラムのちん〇ん:308円

なんだかミミズのようにも見えなくないこちらの串焼き。
味と言うよりは食感を楽しむ感じで、豚足の皮の部分のような食感。


ラムのきん〇ま
:638円

皮はぷりっと、中ふんわり。やわらかめなかまぼこのような、ちょっと不思議な食感。


奥)ヨーグルトでマリネしたラムスペアリブ:440円
手前)ラムバラ軟骨:242円

スペアリブという部位ということもあるが、豚バラの串に近い。

ラムバラ軟骨はどこか焼鳥っぽいが、脂身が他の部位よりあるからか、時折ふわりと羊の香りがやってくる。


草原の民のソウル酒 馬乳酒
:770円

その名前からなんとなくマッコリのような白い酒なのかと思いきや、透明であった。

香りは乳酸飲料的で、アルコールが効いている。

モンゴルブルーベリー:770円

おすすめが書かれていた黒板に書かれていたので注文したが、こちらはお酒感なく、ジュースのようであった。


コラーゲンスープで食べるラムのバンシ(水餃子)
:968円

【スヨリト】の水餃子と焼き餃子は餡が選べるということで、白菜の漬物、パクチー、セロリ、ニラの中から一つ選ぶことができる。
どれもラムの臭みを消すためか香り強めなものが多く、なんとなく、パクチー、セロリ、ニラは味の想像ができたので、白菜の漬物にしてみる。

白濁したスープはシンプルな塩味だが、あっさりしすぎず、ちょっとミルキーな味わい。なんだかクセになる味。ライスにも合いそうだ。

コロンとまるい水餃子は、注文後に餡を包んでいて、皮もちもち。

白菜のほんのりとした酸味が案外合う。漬物のシャキシャキとした食感もあり。

焼きかぶ:200円

シンプルに焼いただけのカブだが、箸休め的でもあり、ジューシー。

奥)ラムチョップ:1078円
手前)腱がおいしいラムの脚:440円

スパイスをまとったラムチョップは一口大にカットされて出てくる。
こちら脂身はあるが、重さなし。

豚足ならぬ羊足。

豚足をイメージして注文すると、コラーゲンも少なくあまり食べるところはない。

ここ【スヨリト】では、他の店ではお目にかかることのない部位を食べることができる。

そもそも羊肉が苦手な方には受け入れられない店かもしれないが、おもしろい食体験をすることができた。大人数が集まるのであれば1頭丸焼きをワイワイみんなで食べるのも楽しそうだ。


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