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アルゼンチンといえば [Tango]②

タンゴが地理的にどの地点に出現したかを明らかにする研究はいくつかあるようです。ブエノスアイレスで生まれたとする資料もあれば、その郊外、モンテビデオやロサリオで生まれたとする資料もあります。ブエノスアイレスに近い都市、アベジャネダやサランディも古くからタンゴがあるようです。

タンゴを人類無形遺産として認定するために、アルゼンチンとウルグアイが共同でユネスコに提出した文書には、次のように書かれています。

タンゴは、両都市(ブエノスアイレスとモンテビデオ)の下層階級の間で、アフリカ系アルゼンチン人とアフリカ系ウルグアイの文化、本物のクレオールとヨーロッパ移民の要素の融合して生まれた。

結局、タンゴが生まれた場所は、1850年から1930年の間に何百万人もの移民が入国した、アルゼンチンとウルグアイの港町、ラ・プラタ川流域のこの辺りだったということですね。


音楽は、
アンダルシアの「タンゴ」、
キューバで生まれた「ハバネラ」、
ヨーロッパ移民が持ち込んだ「ポルカ」、
ポーランドの「マズルカ」、
ガウチョ達(牧畜に従事していた人たち)が行う即興の歌と音楽の掛け合いのバジャドールの音楽「パジャダやミロンガ」
アフリカの黒人達によって持ち込まれた「カンドンベ」
… …などの要素が混ざり合い、タンゴが形成されていったのです。19世紀末、独自のアイデンティティを持つ新しい音楽ジャンル
”タンゴ”として確立されるまで、約40年の歳月を要したと推定されます。

<アンダルシアのタンゴ>


<キューバのハバネラ>


<ポルカ>


<ポーランドのマズルカ>


<カンドンベ>


<ガウチョ達が歌った  ミロンガ・カンペラ>


<ガウチョ達が歌った  パジャダ>


様々な組み合わせで、現在の「タンゴ」「ワルツ」「ミロンガ」になったのですね、きっと。

NOTO初心者の私、”スキ”、”フォロー”数が増える嬉しさ・楽しさをを実感中❣️ たった一つの ”スキ”がこんな幸せな気分を与えてくれるなんて知らなかった。。。 楽しみながら、アルゼンチンから情報を発信していきます! よろしくお願いいたします。