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「いた…ってあれ?痛くない。」
僕は手を見たが、傷一つなかった。
「さっき言ったじゃん。痛くないって。」
しかし木は壊れていなかった。
「数回殴らないといけないよー」
僕が数回殴ると、
バキッ
気が小さなブロックとして地面に落ちた。
「それを拾いな」
拾うと、バーンと何か音がして、手にある表示が出てきた。
「なんだこれは!?」僕は彼に聞こうとしたが、彼はもう歩き始めていた。
聞くことは後にしようと思った僕はあることに気づいた。
ん? 僕は木を見上げると、木は壊れたブロックよりも上がぷかぷか浮いていた。
「何で浮いてんのー?」
僕が大きな声で彼に聞くと、彼はちょこちょこ歩きながら大きな声を返してきた。
「マインクラフトだからだよー!」
さっぱり意味が分からない…まあいいか。
…ん?
「そっちは暗い洞窟だと思うよ。」
僕は大きくて暗い地面に開いている穴に入っていく彼を呼び止めた。
彼は慌てて外に出てきた。
「ごめんごめん、それじゃあクラフティングテーブル(作業台)を作ってみて。」
僕は目を細めて、一言で回りを静かにした。
「どうやって?」
「…」
それから約1分26秒後、
「その木のブロックを地面に投げてみて。」
僕が地面に投げてみると、木のブロックは薄茶色いのにラインが引かれたブロックになった。
それをまたもや全部一緒に地面に投げろと言われたので地面にたたきつけると、今度はさっきのブロックにひもがまきつけてあって、のこぎりや斧がぶら下がっているブロックになった。
それを拾うと今度はそれを置けと言われたので、それを置くと、自分の2分の1の高さの正方形が地面に置かれた。
「それじゃああと3つ木を切ってきて。」
手を使って頑張って2個さっきの木から切ると、2つ目の木が届かなくなった。
「そういう時は自分の下に1ブロック置きな。」
僕は下にブロックを置くと、ついに3つ目の木のブロックに届いた。
それも切り落とすと、作業台で一番上に一つずつ、ど真ん中とその下に1ずつ置けと言われ、その通りにすると、作業台が光りだした。
「わ!」僕は目を伏せて、光が収まり作業台の方を見ると木のツルハシらしきものがあった。
その後は木の剣も作った。
「それじゃあ洞窟に出発だ!」
「え? えー!?」
僕は手を引かれながら洞窟に入ったが、僕は足を滑らせて深い洞窟に落ちていった。
ドスッ

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