見出し画像

レベルに合った勉強をすることの大切さ

次男9歳のことです。


次男9歳、今はフィリピンのセブ島で私と兄(13歳)の3人で暮らしています。

去年の3月~6月は語学学校で過ごし、その後、コンドミニアムを借り、兄弟それぞれ現地の学校へ通っています。


語学学校での日々は次男にとっては大変でした。先生方にとって、もそうだと思います。次男は授業を嫌がり逃亡したり部屋に鍵をかけて立てこもったり何をやろうと言われても無視したり。

先生たちがいろいろと苦労してくださって、授業の中の工夫をしたりする中で、なんとか半分を過ぎたあたりからは「困っている」状態からは抜け出すことが出来ました。

具体的にいうと、次男の授業はプリント学習などを一切やめて、ただ、先生にその時間ごと遊び相手になってもらった感じです。


私はそんな次男の行動を理解できなくもなかったけれど、「他の学校では多分やっていけないね」という学校からの言葉に対し「不思議」という気持ちを持っていました。

なぜかというと、幼稚園でも小学校でも、それまでに次男がそこまで「困った子」「手のかかる子」だったことが無かったからです。(物を壊してしまったり水浸しにしちゃったりそんなのはいっぱいありましたが!)

幼稚園ではお勉強をしていたわけではありませんが、そこまで先生を困らせていたわけでは(多分)無かったし、小学校へ入学しても、きちんと席に座って授業を受けていたし宿題も帰宅したら自ら率先してやるようなタイプでした。


「英語を学ぶこと」


が次男にとってものすごくストレスになっていただろうとは思います。


その前の年の1年間、私たち家族はニュージーランドで過ごしていました。

そのときも確かに次男は「学校はつまらない」「日本に帰りたい」「英語人とは遊びたくない」と言っていました。

でも、授業中に逃亡していたわけでは無いし、そこまで「問題児」という感じでも無かった・・・(いや、先生からは怒られていたようなので、それなりに問題はあったのだと思いますが、、、でも語学学校での問題児っぷりに比べたらなんてことはないレベルでした)

 

 

そしてその後、セブ島の少人数の私立小学校へ通うようになり、入学3日目が一番学校へ行くのを嫌がりましたが、その後はそれなりに通えるようになりました。

Year3として入学しましたが、その英語レベルがむちゃくちゃ高かった!宿題をこなすのに、私と長男が必死で解いてギリギリなレベル。(私も長男も英語のレベルは低いのですが、さすがに小学3年生の英語くらいは大丈夫だと思ってた)

1学期が終わって、「これは無理!」「意味が分からないアルファベットの羅列をただただ書くだけの日々を過ごさせていていいの?」と思い、転校を考えました。

年度途中でも入学できるモンテッソーリの学校を見つけ、見学に行き、4日間通いました。


が、、、4日目に次男はクビに(苦笑


先生の言うことを聞かなかったらしいです。

あぁ、語学学校のときと同じことが起こったのか、と思いました。

そして「最初に入学した私立学校ではこんなことは起こらなかった。それなら元の学校の方がいいんじゃないかな」と思い、結果的に出戻りました。


Year3からYear1に学年を落として。。。


あれから4か月の月日が流れました。


今、次男はものすごーくハッピーに学校へ通っています。

以前は学校のスタート時間ギリギリにしか行こうとしなかったのに、今では「ちょっとでも早く行きたい!」と1時間も早くいっています。


授業は簡単らしいです。そしてクラスの子と冗談を言いあったりして楽しんでいるみたい。

今日も「こっそり小さなオモチャを持っていこうって友だちと約束した。先生に見つからないくらいの小さなのにして、先生が来たら隠す!」とわくわくしながらポケットに小さなオモチャを隠し持っていきました。


先日、公文(セブ島にもあります)のトライアルを申し込み、レベルチェックテストを受けました。英語のリーディングです。

次男はYear1で通うようになり、どうやらスピーキング力がアップしたようなのですが、読み書きはまだ全然です。それをちょっとだけ足してあげたいと思って。


でも、とりあえずトライアル(2週間)を受けて大変そうだったら無しでいいや、、、と思ったのですが。

なんと、レベルチェックテストを受けた次男は超盛り上がり

「早く公文が始まって欲しい!!!!公文のことを考えるだけでドキドキわくわくする!!!」

と言い始めました。

どうしてなのか聞いてみたら

「簡単だった!!good!!good!!!って言われてばっかりだった!!」

と言っていました。


幼稚園くらいのレベルからのスタートになります。

絵を見て単語のスペルを枠の中に書いていくくらい。


それを見て思い出しました。

「これって語学学校で先生が次男用に準備していたプリントと同じくらいのレベルだ!!」

ということをです。

そう、1年前の次男にとってはめちゃくちゃハードルの高いプリントだったんだろうと思います。

 

 

やはり、その子その子に合ったレベルというのがあるんだと思うんです。

多分うちの次男が荒れるのは「求められるレベルに自分が答えられない」ときなんだろうと思いました。


難しいレベルのことをする中での成長ももちろんあるんだろうと思います。

でも、きっと次男はそうではなくて、「こんなのカーンタン♪」と思って繰り返す中で成長するタイプなんだろうな。


「レベル」は、自分より1つ下のレベルだったり、自分にピッタリのレベルだったり、自分より1つ上のレベルだったり、いろいろあると思います。


「自分に合ったレベル」


も人それぞれ。

次男のようなタイプは「自分より1つ下のレベル」が合ったレベル、ということなんだろうと思いました。


ずっと「日本に帰りたい」と言っていた次男もついに

「日本でもいいし、セブでもいいし、ニュージーランドでもマレーシアでも、、、どこでもいいやー。あ、でも虫がいるところがいいけど。」

と言い始めました。(今はセブ島でカブト虫の雄雌を飼っています)

コンドミニアムのプールでも、その辺にいる子に近づいていっては一緒に遊べるようにもなってきて、すごく楽しんで毎日を過ごせるようになってきました。


さて、私たち母子3人は、5月末でセブ島での生活に一区切りの予定です。

その次のことがまだ決められていません。

セブ島に残るのか、日本に帰国するのか、それとも他の国?

さてさて、、、どうしようかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?