悦びの先の、指先の
クーラーが寒く感じてきた朝の目覚め
夏なのか秋なのかよく分からない狭間にあるこの季節
10月という時期は、なぜだか毎年すこしだけ憂鬱になる
だから今年も身構えてるんだけど、
その原因は、きっと年末も見えてきて切実に人生について考えたり、
それによる行動を起こすからだろう…と振り返る。
環境が変わる時って、
掴まっていた木から向こうの木まで「バッ」と飛び移ってる時で、
ある意味 空中に放り出されている状態みたい。
しかも向こうの木に掴まれるかは不明。
今 たぶんそんな感じだから、ちょっと不安定な精神にもなるけど
でもなんか良いこと見出して、運の良い回転に入っていこうとしてる。
これでも精神を高く保つ努力をしてるんだ。
いろんな事が重なるとめんどくさくなって、行きたかったはずのコーヒー豆専門のお店。
明日で良いかなと一瞬その理由を考えるけどやっぱり明日だともっとめんどくさいと思って、今日行ってきた。
結果、行ってよかった。
前回選んだ豆の種類の感想と、細やかな希望を伝えたら快く説明してくれた店主。
味の比較について、言語化が上手だなと感心する。
そして僕の精神がどうであれ、コーヒーショップは変わらずここに在るということが少しの元気をくれる。
グァテマラ産の「プエルタベルデ」という種類を選んだ。
どっしりとした深みと、後味がすっきりとのこと。
※なんかもっと音楽的な表現をされていたけど忘れた…悔しい
今年の夏は、好きな時間に更なる深みを…と考え、コーヒーミルとそのセットを選んだのだが、
ほんとに買ってよかったと改めて思う。
なんでも便利になる世の中、非効率は嫌われる世の中。
それでも時間を掛けることで楽しい時間がもっと楽しくなるのなら、
効率がいいことは重要ではないと教えてくれた。
そうやってテンションが上がることは、次のコト・指先が向かうところに通じていくんだと思う。
気分が良ければ、
素通りしてしまうような幸福に気づくことができる。
そこから何に通じているか、未知であるが、幸せの先ならきっと大きな幸せに通じていってるだろうと直感する。
それを保っていく今日であること。