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海を見にチャリで60km走って江ノ島へ行った話

海岸線のサイクリングは素晴らしい。今回は大学の友人に誘われ、湘南の海岸沿いをチャリで走った際のお話。

旅程

スタート地点は友人の住んでいる神奈川県大和市。朝に集合し、そこから境川に沿って下ってお昼前に江ノ島へ。その後海岸に沿って西へ進み、適当なところで折り返して来た道をたどって戻る……といった感じだ。

そんなわけで集合場所は大和市にある小田急江ノ島線の鶴間駅になった。私の住んでいる東村山からだと、小田急沿線に出るには新宿乗り換えが基本になる。

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……が、距離的には大きく迂回する上、自転車を担いで西武新宿~小田急新宿を乗り換えるのはなかなか骨が折れる。

他の案としては、武蔵野線を利用して南下するルートがある。チャリを使えば武蔵野線の新秋津駅に行くのは容易なため、こちらの方が賢い選択だ。

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しかしながら、府中本町と登戸で2回乗り換えるのは少し面倒。さらに鶴間駅は各停しか停車しないため、同一ホーム乗り換えになるが中央林間でも乗り換える必要がある。
そもそも、チャリの解体と組み立てにかかる時間を考えると輪行自体あまりやりたくない



。。


そんなわけで自走することになった。

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Google先生は2時間半かかると言ってるが、37kmなら2時間で走れるはずだ。ただし高低差は考慮してない。

さっそくスタート

朝7時前に家を出る。凍える寒さだったが、休日朝ということで道路はスカスカで走りやすかった。
多摩地区の南北の移動は、鉄道だとほとんどが都心へ向かう路線のため絶望的な一方で、道路に関しては縦断するものが充実している。とはいえ、どの道を使っても多摩川を越えた瞬間に多摩丘陵という名の壁にぶちあたる。

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今回利用したのは新府中街道。中央線を上から超すと多摩川に向かって一気に下っていく。南武線と京王線をくぐると多摩川に到着。距離的には鶴間駅までの3分の1にあたり、所要時間もピッタリ40分だったため予定通りすぎるペース

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(写真を撮る暇がなかったため別の橋の写真で誤魔化す)

多摩川を超えると急にアップダウンが激しくなる。ちなみに、永山駅付近でおもいっきり道を間違えたことがGPSにバッチリ記録されていた

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その後はひたすら南下。途中やたら景色に見覚えがあり、かなり前にサークルのサイクリングで町田リス園に行ったことを思い出す。

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(これもリス園の写真ではない)

町田の中心部を通り抜ける。坂の傾斜としてはこのあたりが一番キツかった。なんでこんなデコボコした場所に人が住んでいるのか理解に苦しむ。

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……と、いきなり町田をディスってしまったが、多摩丘陵を超えると後は平野でかなり走りやすかった。そんなこんなで予定時刻ピッタリに鶴間駅に到着。正直なところ、遅刻する前提で動いていたため予定通りに到着するのは予想外だった

サイクリングスタート

友人と合流し、さっそくスタート。ちなみに今回私はカメラを持参していないため、以降の写真は友人のiPhoneで撮ったものをお借りしている。LINEで共有してもらったため画質は若干圧縮されているが、拡大しない限り問題ないだろう。

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境川サイクリングロードは道自体はかなり整備されており、全体的に走りやすかった。また、多摩川や荒川と比べるとガチ勢が少ないためのんびり走りやすい印象を受けた。

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ただし歩行者がいる割には道幅が狭かったり、一部車と並走する箇所もあるなど、少し注意が必要ではある。

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(相鉄線を超える際には川から少しそれた道に迂回する必要がある)

しばらく走ると湘南台付近の遊水地公園に到着。ガチカメラで写真を撮っている人が多かった。

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上に見えるのは相鉄いすみ線横浜地下鉄ブルーライン

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写真ではかなり田舎景色になっているが、スタート地点付近はかなり都市部だったため段階的な景色の変化が楽しめた

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遠くになにやら怪しい塔が。

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後で調べてみると横浜薬科大学の図書館とのことだ。図書館なのになぜ縦に伸びるのだろうか……。まあ、景色は良さそうだが。

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藤沢の中心部を通り抜けるには道がかなり複雑なため注意が必要だ。上に載せた境川サイクリングコースでは、川沿いを走るのを諦めて国道を通り抜けている。

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初見で突破は難易度が高いと思われるが、今回は友人が開発したルートを利用。サイクリングでも地元民がいると心強い。

江ノ島に到着

東海道線を超え、江ノ電を超えると江ノ島に到着。スタート地点からは25kmちょいの距離で、休憩込みで2時間で到着した。

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ちなみに走ることが目的なので、江ノ島には上陸しない。観光にやたら時間をかけるサイクリングサークルよりもサイクリングしてるわこれ。
個人的にも江ノ島は以前観光し尽くしたためもう見るところはないだろう

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余談だが、以前江ノ島を訪れたのは江ノ電沿線観光の一環だった。

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海岸でお昼ごはん。

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サーファーがめっちゃいるな。

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江ノ島の後ろに陸地がうっすらと見える。三浦半島かと一瞬思ったが、方角的に大島だった。かなり離れてるはずなのに、意外とよく見えるものだ。

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私も一枚写真を撮らせていただく。少し絞りが甘い気もするが、このクオリティの写真が何も考えずにサクッと撮れるのはすごい。

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その後は海岸沿いを西へ進む。かなり砂だらけになっており、一部ハンドルが取られそうな箇所もあった。ロードバイクだときついかもしれない。

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景色としてはこんな感じ。パリッと晴れてはいないが、遠くの空が赤く染まっているのはとても綺麗。

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江ノ島から離れるに従ってサーファーの数も少しずつ減っていく。

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しばらくすると道はいきなり林に突っ込んで終りを迎える

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iPhoneに限らずスマホで撮った写真全部に言えることだが、やはり暗い場所の表現が弱い。レンズの大きさが違いすぎるから仕方ない部分なのだろう。

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後で調べてみるとまだ海岸に沿った道はあったらしいが、気づかずに国道に戻った。

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ビュンビュン飛ばす車の横をそこそこのスピードで走る。

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大磯駅付近で折り返しの時間になってしまったが、「頑張れば行けるのでは?」という精神でもう少し先へ。友人の持っていたガイドブックによると二宮駅がゴールになっていたため、とりあえず二宮までダッシュ。

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なんとかゴール

そんなこんなで二宮駅に到着。江ノ島からは25km程で、1時間半くらいで到着した。

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ちなみに二宮にはアイマスの聖地巡礼で訪れたことがある。チャリでもう一度来ることになるとは思っていなかったが。

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全力で戻る

ゆっくりする暇もなく、すぐに帰路につく。時間的には少し無理をしているため、速度も少し速めに。……と思っていたらかなり速く走ってしまい、予定通りの時間に江ノ島へ戻ってきた

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夕日がいい感じ。

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この後は暗くなってしまったため写真はないが、普通に境川を北上して鶴間駅へ戻った。日中に比べると人が少ないため、そこそこのスピードで1時間半ほどで到着。

走行距離は?

境川サイクリングロードの25kmと、湘南海岸コースの25kmを往復したため全体では100kmになった。そして私は自走した分を加えて大体140km程度。走行距離的にはそこそこハードなサイクリングになってしまった。

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帰宅

ここからさらに自走……というわけにはいかないだろう。電車という文明の利器を利用して帰宅。

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登戸の乗り換えで階段オンリーな通路があった以外は特に問題なく帰れた。

おわりに

そんなこんなで湘南の海岸沿いを走った話だった。やはり景色が良いと楽しいし、距離の割にはサイクリングの疲れも感じにくい気がする。機会があればまた走ってみたい。

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……といったところで今回はここまで。

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