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こういう人にはこういう研究者の記述を贈りたい。

笠原十久司先生という南京大虐殺は10数万に及ぶ犠牲者だ!揚子江を逃走中の中国軍の兵士を射殺したのは、【虐殺ダー! ギャッフン!】という方が、自身の共同執筆書籍の中の論文で、次の様に述べておられます。
因みに、小林よしのり云々については別に擁護をしておりませんので、別に小林よしのりをボロクソに書いたとしても問題にはしません。

『南京大虐殺否定論13のウソ』
(南京事件調査研究会編集/柏書房/1999/10)
P.52 年鑑を「一等史料」という荒唐無稽な否定論
谷内謙は『現代史を学ぶ』(岩波新書、一九九五年)は歴史学でいう第一次史料についてこう説明している。

歴史家は、「第一次史料」とよばれる史料がとくに基本的な史料である、「第一次史料」に基づかない歴史記述は信頼できない、とよくいいます。第一次史料とは、原史料あるいは根本資料といわれることからも判るのですが、歴史家によって加工される以前の原材料、引用される以前の「もとにある」史料のことであり、大体において歴史的出来事と同時代に作成された記録です。(一五六頁)
本稿でもその一端を紹介してきたように、日本軍の占領下の南京にいて、南京事件を目撃したり、見聞した外国人のジャーナリスト、宣教師、外交官たちの記録文書こそ歴史学でいう「第一次史料」なのである。私はアメリカでそれらの史料を収集して前掲資料集にまとめ、それらを日本側史料、中国側史料と照合させながら厳密な史料批判を加えて、『南京難民区の百日』(前出)や『南京事件』(岩波新書、一九九七年)の歴史書を叙述した。

溪内謙『現代史を学ぶ』/歴史家は、「第一次史料」とよばれる史料がとくに基本的な史料である、「第一次史料」に基づかない歴史記述は信頼できない、とよくいいます。第一次史料とは、原史料あるいは根本資料といわれることからも判るのですが、歴史家によって加工される以前の原材料、引用される以前の「もとにある」史料のことであり、大体において歴史的出来事と同時代に作成された記録です。

重要なので、抜き出して書いておきます。
「第一次史料」に基づかない歴史記述は信頼できない、とよくいいます。
だそうです。

皆様も、このような稚拙なコメントをしないように気をつけましょう。

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