18歳の私が選んだ【葬儀の仕事】7年目を迎えて感じる「仕事の魅力」
こんにちは!レッツジョイン公式note編集長の和田です。今回取材したのはジョイングループ平安典礼ホールスタッフ7年目の山村奈津美さん。
山村さんが18歳で葬儀の仕事に就いたキッカケや仕事への想いについて記事にしました。
あまり表に出ることがない葬儀の仕事について、知っていただく機会になれば嬉しいです。
「誰も行かないから、この道がいい!」
ー入社したキッカケを教えてください。
商業系の高校で事務職と会計のコースだったんですけど、人と接する仕事がしたくてサービス業に就きたいなと思ってました。
求人情報を見ていた時に葬儀関係の仕事を見つけて。少し変わった職に就けるのが面白そうだなって思ったのが最初なんです。
同級生は葬儀の仕事にまったく興味がなかったみたいで、誰も応募してなくて。人と違うことをしたかったんで、誰も行かないなら、私、行こうみたいな感じでした。
純粋に、葬儀の仕事ってどんな仕事なんだろう?って思いましたね。
イメージとしては、お葬式の場で静かにアテンドする仕事と思ってたんですど、実際は体力勝負というか力仕事が多かったのが意外でした。
お客様への対応だけじゃなくて、設営関係もありますし、お葬式の前後にある入室、納棺から火葬。葬儀後は、お斎(とき)もありますし、すごく色んな仕事がありました。
お葬式に関わることは同じなのですが、その日によって担当が変わるんです。例えば、ホール係だったり、親族会場係だったり、フロント係だったり。業務内容が、毎日違う。
最初は覚えるだけで精一杯で、仕事についていくだけでも大変だった時期もありました。でも今では、毎日違う立場から葬儀に関われることが、私にとっては仕事の魅力の一つになっています。
先輩に教えてもらった「力を抜く」大切さ
入社した時、新卒でホールスタッフの所属になったのが、私が初めてだったみたいで。仕事を教えてくださる先輩たちも、教えるのが初めてだったんですね。
私の親世代の方たちが多かったんですけど、何もわからない私に一から教えてもらって、ここまで働くことができました。
特に楽しかったのが、先輩たちとの雑談!高校卒業したばかりの私にとっては、刺激的な内容というか(笑)社会勉強になるお話をたくさん聞いてました。
お陰様で職場の人間関係で悩むことがなくて、とても恵まれた環境で仕事をさせてもらっています。
葬儀の現場では緊張する場面も多かったですし、ミスがあってはならないと気を張っていました。でも、バックヤードでは先輩たちとリラックスして話ができる。この気持ちの切り替えをさせてもらったことは大きかったですね。
失敗したくないという気持ちが強かったのですが、そんな私に先輩たちが言ってくれていたのは、
「大体でいいんだよ」という言葉。
適当でいいということではなくて、緊張して固くならないで「力を抜いてやってごらん」というアドバイスだったんです。
一つの正解があるわけじゃないので、その時の状況に応じて対応していく必要がある。柔軟に動いていくためにも、力まないことを大事にしています。
私たちホールスタッフは、葬祭ディレクターがご遺族様からお聞きしてきたお葬式への想いを形にするのが仕事。
ディレクターからのバトンを受け取って、最期のお別れの時を安心して過ごしていただけるように一つ一つの仕事に向き合っています。
休日は「生きる」を感じる時間を過ごす
ー休日はどんな風に過ごしていますか?
映画が好きでよく観ています。ハリウッドスターが大好きなので、洋画しか観ないんですけどね。
<山村さんおススメ映画>
夏は海水浴に行きます。毎年、絶対に海に浸かるようにしていて、自然に触れるようにしてます。
毎日葬儀の仕事をしていると、この世を去っていく場面に立つ時間が長くなるので。休みの日は「生きる」を感じたくなるのかもしれないです。
自然がある所に行ったり、温泉に行ったり、神社に行ったり。インドア派なんですけど、なるべく、外に出るようにしてます。
自分がしてもらったことを次の世代へ繋ぎたい
ー今後、目指していることはありますか?
新卒で入社してくる方たちのために、職場の雰囲気を良くしたり、環境作りができるようになりたいです。私が先輩方からしてもらったことを、今度は私ができるように。
忙しい毎日ではあるんですけど、職場のみんなでチームになって仕事ができることはやりがいもありますし、みんなで団結して仕事ができるのがすごく好きです。
去年、葬祭ディレクター2級の試験にチャレンジさせてもらって取得したんですけど、葬儀の分野に関しての知識に少し自信がもてた気がします。今までやってきたことが形になった感じがして嬉しかったですね。
これからも経験と知識を身につけて、お客様から安心して任せていただけるような仕事をしていきたいです。
ー山村さん、ありがとうございました!
とても爽やかに取材に応じていただき、葬儀に関わる仕事が好き!という気持ちが伝わってきた時間でした。
高校生で葬儀の仕事に飛び込んだ山村さん。今後、「先輩」として後輩を育てていく日も近いのかもしれません。
葬儀の仕事に興味を持たれた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!