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中学受験に向く人向かない人

中学受験vs高校受験

PIVOTで山口真由、じゅそうけん、国山ハセンが中学受験について論じていた。前編と後編があり、前編では中学受験の費用や向き不向き、後編ではレベル別で見る大学進学ルートについて説明していた。

初めに「中学受験をやめなさい。高校受験のススメ」というタイトルが出て、山口真由は「それでいいのだったらそうしたいが。友人が幼稚園受験で雙葉や学習院に入ったと聞くと、早くからやらないとうちの子は落ちこぼれていくのかなと思う。」、国山ハセン「中学受験は全く考えていない。子供次第。自分が経験していないから。」と、両者は別の考えだった。山口真由は公立中→筑波大附属高校→東大という学歴で、国山ハセンは公立中→中央大学杉並高校→中央大学という学歴だ。両者とも中学受験はしていない。

じゅそうけんは愛知県の出身で公立小→公立中→私立高校→早稲田大学という学歴で、メガバンクに就職したもののすぐに辞めて学歴研究家をしている。じゅそうけんが、中学受験の費用は約300〜1000万と高い(高校受験は100万)、中学受験すると偏差値が3上がり、一ランク上の大学に行ける、深海魚問題といって開成でも下位50人はMARCHに落ちるなどの話をしていた。

中学受験に向く家庭

この番組では、中学受験すべき家庭は、こういう環境で学びたいという明確な軸が決まっている人(カトリック系、男女別学など)、早熟で受験適性が高く、本人もやる気がある人(最低限の勉強でSAPIX偏差値50以上が取れる)、公立中学回避型の中学受験(内申点が低い、地元の中学の環境が良くない)とじゅそうけんが説明していた。

大事なのは子と親の適性だと思う。子をよく観察して、親も自身を振り返って、適性を見極めることが、中学受験でも高校受験でもうまくいくだろう。私が思う中学受験に向く向かない親子をまとめてみた。

中学受験に向く子と親

早熟やギフテッド、浮きこぼれていて学校の勉強がつまらない子
集団生活に馴染めない、いじめや不登校、発達障害、社会性や協調性が低い子
勉強や競争が好きで中学受験したい子
中学受験で有利な学歴や職業を希望している子

勉強が好きで一緒に勉強を楽しめる親
怒ったり焦ったりしない親
子に過剰に期待しない親

中学受験に向かない子と親

競争心がない子
学習習慣がない子
勉強が嫌いな子
集中力や忍耐力がない子
目標がない子

勉強が嫌いな親
子に過剰に期待する親
怒ったり焦ったりする親
点数や偏差値、学校名を気にしすぎる親

高校受験が向く子

バランスよく勉強も体育も芸術もできる子
コミュニケーション能力がある子
提出物や宿題ができる子

習い事やスポーツを続けたい場合中学受験だとやめることになるから高校受験の方がいいのではないかとという意見があるが、高校受験でもやめることになると思う。習い事やスポーツを継続したいなら一番いいのは小学校受験ということになる。それか、ゆる中学受験か、ぎりぎりまで習い事やスポーツをやってから高校受験か。

中学受験するにしてもしないにしても、子供と受験について学校について将来について話し合うことが大事だと思う。将来どうしたいのかどんな学校に行きたいのかそれをまず話し合わないと中学受験するのか高校受験するのか決められないし、子供も何のために勉強しないといけないのかが分からない。

中学受験のメリット・デメリット

メリットがあればデメリットがある。何を重視するかを各家庭で考えたい。

中学受験のメリット

私立中高は学習進度が早いため、余裕をもって大学受験できる
6年間同じような家庭環境の子と一緒に過ごすため生涯の友ができやすい
高校受験を気にせず6年間好きなことに打ち込める
大学附属などでは最終学歴を保障できる
良い環境、良い友達、良いカリキュラムで過ごせる
知識や論理的思考力、忍耐力を鍛えることができる
内申を気にしなくていい

中学受験のデメリット

費用がかかる(コスパが悪い)
送迎やプリント管理など親の負担が大きい
通学に時間がかかる
多様性がない環境で過ごすためコミュニケーション能力や社会性が育まれにくい
勉強しないで落ちこぼれる深海魚が一定数いる
競争にさらされてノイローゼになる子もいる
親子関係が悪化することがある

私の中学受験

私自身の中学受験は、田舎の四谷大塚でゆるくやっていたので、クラス替えもなかったし、テストの点や偏差値を気にせず、好奇心旺盛だった私は授業や勉強が楽しくて勉強していた。負けず嫌いな性格ではあったが、競争心から勉強していたことはなかった。早熟で読書好きで小学校では断トツトップの成績であった。家ではテレビゲームマンガ禁止だったし、習い事も多くて友達と遊ぶこともなく、学校の友達とは話が合わなかった。体育は苦手だがサッカーが好きで小学校の休み時間にはいつも男の子とサッカーをしていたような子だった。ケアレスミスが多く、低学年のときは忘れ物が多い子だった。

幼少期から公文、小4から四谷大塚に通ったが、四谷大塚で初めは成績は低かった。公文のおかげで計算は速いのだが文章題が苦手で、足し算か引き算かなどが分からず、なんで分からないのと親に怒られたのを覚えている。しかし記憶力は良かったので、解法パターンを覚えていって、鶴亀算などの特殊算をはじめ、基本的な問題はできるようになった。図形問題、特に空間図形、場合の数、今まで見たことのないような思考力問題が苦手だったが、当時の超難関女子校はそこまで難問は出なかった。国語は勉強しなくても高得点だったし、記憶力は良いので社会や理科もできた。算数だけ最後の難問1,2問解けなくても受かってしまうのだ。

というわけで、第一志望校、第二志望校に難なく受かってしまう。おそらく私の偏差値は第三志望校と同じぐらいだったのだろうが、それより高い学校に受かってしまう。第三志望校、第四志望校、第五志望校は受けなかった。志望校はすべて女子校だった。どんな学校かも分からず、ただ受けるように言われて受けた。

中学に入ってみて、私はサッカーがしたかったのにサッカー部がなくて凹んだ。それだけでなく、親が勝手に決めた学校だったので、色々戸惑うことも多かった。友達には恵まれた。小学校のときは友達と話が合わなくて困ったが、中高では共感し合える友達ができたのはよかった。

以降、母校の悪口や子供のことを書いていくので有料とする。

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