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【学級通信】(高校1年:第005号)図書館は使った方が良いよって話

2017-04-28

私は電車で通勤しています。普通は、子どもの頃は通学で、大人になると通勤と言うようになりますが、先生の場合は、通勤でありつつ通学でも良いのですかね?…ってどうでもよいですね。

1.森見登美彦作品はオススメ

チャリ通の人や徒歩通の人にはわからないと思いますが、電車で通勤しているといろんな広告が見られるのもひとつの楽しみだったりします。つい最近までの電車の広告は、「夜は短し歩けよ乙女」一色でした。皆さん知っていますか?これは森見登美彦さんによる小説のタイトルです。この小説が劇場アニメ化されるということで、大々的に宣伝しているそうです。私は小説の方を読みました。とても面白いです。漫画『うる星やつら』っぽいですって言っても皆さんにはわからないですよね。ちなみにうる星やつら最終巻は超絶感動するのでオススメします。

私が森見登美彦作品を読んだのは、本好きの教え子が

「森見登美彦は超絶面白いっすよ。『恋文の技術』がオススメです」

と言われたことがきっかけでした。この「恋文の技術」は、登場人物が書く手紙だけで展開していくという手法で描かれた小説です。ぜひ読んでみてください。ただし、電車の中で読むと10ページ目くらいから爆笑しそうになるので注意しましょう。私は電車の中で読書するタイプなので、この本を読んだときはきっと周囲の人から(こいつやべ~な…)って思われていたと思います。ちなみに、「図書館戦争」を電車の中で読んでいたときも、おじさんのくせにキュンキュンしてニヤニヤしていたので周囲から白い目で見られていたと思います。

2.本を手に入れる方法は図書館

私がこれらの本をどうやって手に入れているかというと、すべて図書館です。図書館が自由に使えるというのは先生になって良かったと思う大きなポイントです。

「もし読みたい本が置いてなかったらリクエストすれば良いだけ」

です。私は毎月10冊くらいリクエストしています。そういうことを繰り返していると、2ヶ月くらいで常に読みたい本が置いてある状態になります。実際は忙しくて読み切れないことも多いのですが、運よく購入してもらえれば、いつの日か読めるかもしれないので、それで良いと思っています。

3.本って無料ではないのです

私が何を言いたいかというと、図書館は使った方が良いよってことです。図書館にはいろんなメリットがありますが、私としての一番は金銭面です。

「皆さん知っていますか?本って一冊けっこうお金かかるんです」

・新書が約900円
・文庫が約600円
・単行本だと約1300円

というところです。10冊買ったら5,000円~10,000円くらい一瞬で飛びます。BOOK-OFFなら半額以下で買えるかもしれませんが、それでも約2,500円ですし、欲しい本が見つかるかはわかりません。(たまにAmazonでは「1円」とかありますけど、あれどうなっているんですかね?)。けっきょく大人になると何事にもお金がかかります。

4.図書館がある日常という幸せ

地域の図書館に行くという選択肢もありますが、今度は行く時間がなくなります。だから、

「毎日通うところに図書館があるってことはとても幸せ」

だと思うんです。部活も同じです。学校なら仲間も、場所も、道具もあります。けど、大人になると、これらを手にいれるまでに時間やお金やパワーをかなりかけることになります(まあ、こういうことは、生徒・学生時代は気づかないんですが…)。こういう環境を使わないで3年間過ごすのは、もったいないと思うわけです。地域での活動や繋がりはとても大切ですし、学校というものがすべてではありませんが、基本的に毎日通う場所ですので上手に活用してください。

5.みんな使える環境になるといいな

保護者も、生徒も、先生も、(できれば地域の人も)学校という環境を上手に使えると楽しい生活になると思います。学校を上手に使ってもらえたら嬉しいでしょうし、そんな場所に学校がなれれば最高だと思うわけです。

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