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【学級通信】(高校3年:第133号)緊張するあなたへ

2019-10-31

模試で緊張してしまい、実力が発揮できない…そんな話を最近よく聞きます。成績の良い生徒でも緊張するかが気になったので、先日の河合マーク模試で英語178点を出した子に聞いてみました。

私:「ねぇ、あなたくらい点数取れても、模試って緊張すんの?」

模試高得点のS君:「緊張しますよ。ずっとハァハァ言っている感じです(笑)」

と言われました。他の子にも聞いてみると、

天才のN君:「俺はまったく緊張しません。むしろ本番の方が強いです」

勉強したくないが口癖のK君:「ぼくは何も感じません(笑)」

などと言った意見が出ました。緊張するかしないかは成績に関係なく、人それぞれなのでしょう。

ちなみに私は緊張するタイプです。大勢の前で話さなければならない場面では、足は震えますし、手も震えますし、声も震えますし、嗚咽も出ますし…小さい頃からずっとです。十数年授業をしていても、緊張がなくなることはありません(入学式の呼名なんてド緊張でした。あー卒業式が心配)。けど、私の場合、最初の1分くらいが過ぎると緊張はなくなり、いつも通り(練習通り)になります。

緊張せずに普段の実力を発揮するにはどうしたらよいのか?これといった答えが出なかったので、google先生や職員室の先生に聞いてみました。私の中でしっくりきたものを紹介します。

1.自分を俯瞰する

「始め!」となった瞬間に、教室の上から自分を眺めている感じを想像すると落ち着くそうです。自分を客観視する。ビビっている自分を第三者視点から見るイメージだそうです。

2.ルーティーンを決める

試験が始まった瞬間に必ずやることを決めておくと、パニックになることを防げるかもしれません。最初にページ数を数えるとか、深呼吸するとか、30秒を数えるとか、心の中で何か叫ぶとか…自分が落ち着けそうなマイルーティーンを普段の勉強時から儀式化しておくと良いでしょう。

3.瞑想する

マインドフルネスって知っていますか?呼吸に集中しながら、今、ここにいるってことを意識する瞑想のことです。世界中で実践されていて、集中力がアップしたり、心が落ち着いたりするそうです。目を開いていても、歩きながらでもできます。試験前に3分くらい目をつぶって行うだけで意識が変わるはずです。私も4月くらいに実践していたので、瞑想用の音源を持っています。試してみたい人はあげますので、声をかけてください。

4.面白いエピソードを思い出す

緊張しているときはやはり笑いですね。爆笑したときのエピソードを思い出せば、神経も落ち着くはずです。

5.好きな人を想像する

推しとか、彼氏とか、彼女とか、友達とか、家族とか、大切な人を想像すれば、頑張ろうという気持ちになれるかもしれません。私がカリスマ先生なら「大丈夫!俺がついてるぜ!」とか言えるのですが、ただのオッサンなので、私を思い出しても意味はありません(笑)。

何か使えそうなものありましたか?私のおすすめは「3」のマインドフルネスです。普段からやり慣れておくと、集中のスイッチ入りやすくなると思います。

極度な緊張はほぐした方が良いですが、緊張そのものは悪いことではありません。緊張する人は、自信を持ってください。そもそもなぜ緊張するのか?それは勉強しているからです。何の勉強もしていない人は緊張しません。良い点が欲しい、それなりに頑張ってきた、そういう気持ちがあるから緊張するのです。ですから緊張している自分を少しでも感じたら、頑張ってきた自分を褒めてあげてください。模試が配られた瞬間に寝ていた1,2年生の頃とは違うのですから。

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