文系大学院生の生活

こんにちは、じょん之助の妻です
私は日本の大学院で文系大学院生をしているので、その生活についてシェアしたいと思います。

大学院について、よくどんな生活をしているのか聞かれます。大学院や分野によるのですが、私の場合(歴史学 - 中東近代)をシェアしたいと思います。

長期休みの過ごし方

大学院生の長期休みは、残念ながら、基本的に休みではありません。むしろ、授業がない分、授業がある学期中よりも研究進捗を求められます。長期休みにどれだけ進められたかで卒業できるかが決まると言っても過言ではありません。
そのため、長期休みは毎日研究を進めることになります。私の場合、長期休み中は1ヶ月に3日くらい友達と遊ぶ日を入れていました。
また、1回の長期休み中に2回、同期たちと進捗報告をして、研究意欲を掻き立てる日を作っていました。

授業の取り方

授業は、修士論文を執筆する2年目にとる量を減らすために、1年目に多く取るのが一般的です。

1年目1学期目

授業は5つとっていました。授業が忙しくてあまり研究はできませんが、少しずつ進めます。
1学期目の終了時に、どの史料を使って何を知りたいのか(手法と目的)を決めておくように言われました。そのため、主に先行研究の課題と、関連史料を明らかにする必要があり、その作業を春学期中に行うことになります

1年目 夏休み

1学期に扱うと決めた史料の構造を把握し、どの部分を使えばどんなことが言えそうか?ということを考えました。構造については、修論の中に盛り込めるように、表や文章にしてまとめておきました。特に優先して読む部分を明らかにしておけば、2学期になって忙しくても、少しずつ読み進めることができます。

1年目2学期目

授業は、1学期と同じく、5つとっていました。また、夏休みの間に精読すると決めた部分を少しずつ読み進めました。2学期の終わりまでに、少し読み進めて感覚を掴むという感じでした。

1年目の春休み

この長期休みが一番史料を読み進めることができる休みだと思います。全ての時間を史料読解に使いました。目ぼしい部分は基本的に読み終えました。

2年目1学期目

授業は4つとっていました。この時期に就活をする場合は、4つ取れないので、1年のうちにもう一つ授業を多くとっておくといいと思います。
1年目に読んだ部分から何が言えるか、どう分析できるのか、考える学期でした。

2年目の夏休み

先行研究を振り返って分析に役立つ切り口がないか考えたり、実際にすでにまとめた部分を修士論文の文章の形にしていくなどの作業を行いました。

2年目2学期目

授業は2つとっています。
この時期になると、授業をとっていても、先生たちが少し授業負担を減らしてくれるので、2個ぐらいまでとっても平気という感じでした。
この学期で修士論文を書き終えるので、残った全ての作業と執筆を行います。

以上、私の文系大学院の生活とスケジュールについて書きました。
参考になると幸いです

よろしければこちらもぜひ!

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