日本の文系大学院 院試:外部受験

こんにちは、じょん之助の妻です。
今回は、私の日本の文系大学院の院試の体験を書いていきたいと思います。

タイムスケジュール


大学院の院試には基本的に、夏受験と冬受験の2種類があります。

私は、冬受験を受けようと思っていてゆったりしていたら、学部の指導教員に夏受験したほうがいいというアドバイスをいただき、その時点で出願締め切りまで2週間を切っていましたが、急いで準備をしました。

※後になって入学してから話を聞いたら、夏受験が基本らしく、冬受験すると、なぜ夏受験を受けなかったのかだいぶ聞かれるようだったので、夏受験を受けといてよかったと思います。また、学部の秋学期は卒論も忙しくなるので、院試を冬まで持ち越すと、準備と卒論締め切りが被って大変なことになるケースも見ました。夏受験があるなら、夏受験をおすすめします。

私の場合:
6月末に学部の指導教員に相談
7月初めに院の指導教員をと面談
7月半ばに院試出願締め切り
9月初めに院試

志望校の決定


わたしはもともと海外の大学院への出願を考えていたのですが、世界情勢のこともあり、急遽日本の大学院に志望を変更しました
自分の分野がニッチな分野なので、日本国内での先生探しに苦戦しましたが、関連文献を読んでいくうちに、その作者である今の指導教員に行き着きました。

志望指導教員との面談


先生との面談はとても大切だと思います。面談をして、どういう雰囲気の先生なのか、先生が自分にどのような印象を持ってくださっているのかわかるからです。また、先生がまだ出版していない最近の研究の関心についてもわかるので、とても価値のあることだと思います。

出願準備


本当に2週間ほどで詰め込みで準備したのであまり覚えていませんが、出願書類のドラフトを書き終えてから、学部の先生に一回確認していただき、指摘されたところを直して出したと思います。

院試準備


私の受けたところは1日目に英語試験と論述試験、翌日に筆記試験の結果が出て、筆記試験を通っていればその翌日に面接試験があるという感じでした。
筆記試験を通ることが必須なので、院試準備の1か月半くらいはほとんど論述試験の準備に費やしました。

論述試験の準備は以下の通りです!

①インプット
・先生の書いた論文・本すべて読む
・先生の教えている授業で参考文献に指定されている本を読む
・自分の学部が有名とされている分野について、授業を見直しておく
・過去問で出ているトピックについて、自分の研究と関係しそうな論文があれば読む

②アウトプット
・過去問を自分のまとめを見ながら解く
・過去問を何も見ずに時間を計って解く

③アドバイスをもらう
自分で書いていても、目指すべき点がわからないので、学部の先生に何個か送り、アドバイスをいただきました。

院試当日⑴筆記試験


筆記試験の準備では、ぎりぎりまで論述の対策しか行っていなかったので、いざテストが始まってから、英語の試験をどれくらい細かく、どれくらいのペースで訳せばいいのか焦りましたが、どうにかなりました
論述は、過去問から想定していた分野とは全然違いましたが、「自分の研究にひきつけて書いてください」というタイプの問題でした。
斜め前の子がすごいペースで書いていて、心が折れそうでしたが、とりあえず準備してきた通り書こうと思い、書きました

院試当日⑵面接日


面接は5人の先生対1人という形で、志望理由と学部の卒論の内容、修士に入ってからの修論の計画について聞かれたあと、それぞれの先生から細かいところの質問がありました。

外部受験のデメリット


授業を受けていないと、先生の考え方や興味関心の方向を知らないので、論述や面接の準備をするにも難しい部分があると思います。
それでも、知り合いづてに先生の授業を受けているひとを紹介してもらって、授業でやっていることや先生の雰囲気を教えてもらうことで、どうにかカバーできると思います。

また、一緒に院試を受けているひとたちのレベルを知らないので焦りがちですが、準備してきた以上のことはできないので、準備してきたことを最大限発揮するしかないと思います。

院試に関して今から思うこと


・もっと早く準備すべき
・外部受験は落ちやすいため、念入りの準備が必要
・先生との相性が本当に重要

以上、院試について書いてきました!!
外部受験で文系の大学院を目指している方はぜひ参考にしてください

よろしければこちらもぜひ!


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